宮崎県費留学生発足50周年 200人以上の子弟が母県で学び

宮崎県費留学生発足50周年 200人以上の子弟が母県で学び
出席者で記念撮影

制度の継続願い、OBの活躍に期待

宮崎県費留学生発足50周年 200人以上の子弟が母県で学び
50周年を祝った鏡割り
 ブラジル宮崎県人会(高橋久子会長)主催の県費留学生制度発足50周年記念式典が、10月23日午前10時からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区の宮城県人会館で行われた。式典には母県から稲用博美副知事、宮原義久県議会副議長をはじめ8人の慶祝団が出席し、会場を訪れた元県費留学生や同県人会関係者らと記念の年を共に祝った。また、技術研修制度の発足から今年で36年、農業研修制度は20年を迎え、各制度のさらなる継続が願われた。

 1966年に県費留学生制度が発足して以来、半世紀の間に88人、技術研修では86人、農業研修では40人の計200人以上の子弟らが母県、宮崎で学んだ。

 式典では先亡者に黙とうを捧げ、日伯両国歌斉唱、来賓紹介が行われた後、高橋会長があいさつに立ち「50年間に200人以上が宮崎での研修を習得できたことは、県庁や宮崎ブラジル親善協会、県民の皆様方のお陰」と感謝の気持ちを述べ、「今後ともこの尊い留学制度を絶やすことのないよう、宮崎で学ぶことのできますよう、お力添えをよろしくお願い申し上げます」と同制度の継続を願い、「両国の良き懸け橋たる人として各方面で活躍してほしい」と元留学生に期待を込めた。

 続いて、稲用副知事が河野俊嗣県知事の祝辞を代読。「これらの制度を通じて得られた成果はブラジル宮崎県人会、ひいてはブラジルの発展に大きく貢献している。今後ともブラジルと宮崎県との交流を深めるため、さらなるご活躍を期待しています」と元留学生らを激励した。

 星原逸県議会議長の祝辞を代読した宮原県議会副議長は「節目の年に皆さんに会えることを嬉しく思います。熱いおもてなしを受け、大変感謝しております」とあいさつを述べた。その後、宮崎ブラジル親善協会の徳永哲也理事が、米良充典会長の祝辞を代読した。

 続いて、ブラジル側の来賓として出席した在聖日本国総領事館の関口ひとみ首席領事、ブラジル日本都道府県人会連合会の四條玉田イウダ役員、羽藤ジョージ聖州議らが祝辞を述べ、戸敷正宮崎市長からの祝電が披露された。また、県人会から慶祝団へ感謝状が送られ、記念品を相互に贈呈し合った。

 最後に、県費留学生、技術研修生、農業研修生らがそれぞれ代表で謝辞を述べ、式典は閉会となった。

 引き続き行われた祝賀会では、ケーキカット、鏡割りが行われ、稲用副知事が「50年、100年とこの制度を続けていきたい」と約束し、祝杯をあげた。

 同式典は、元県費留学生らが昨年の6月から記念式典実行委員会(国府修一ジョナス実行委員長)を組織し、式典の成功に向け尽力してきた。

 2009年に県費留学生、05年に農業研修生として宮崎県で学んだ国府実行委員長(34、3世)は「宮崎県で大変良い経験をさせてもらいました。次の世代にもこの制度を続けてほしいという願いのもと、式典の実現に向けて仲間と取り組みました」と式典に対する思いを語り、「無事に終わって安心しています」と胸を撫で下ろした。

2016年11月11日付

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