容器製造 回復ペース減速 ストの影響はまだ不明

 ブラジルの容器包装製造業界は3年連続で業績が悪化した後、2017年に回復し始めた。しかし、その回復のペースは18年3月を境に鈍くなり、そして、ブラジル経済全体に大打撃を与えた5月のトラック運転手らの職務放棄の影響もあり、業界は18年の年間見通しを修正することになりそうだ。

 製造業の好不調を測るための重要なバロメーターである容器包装業界の回復について、業界団体や業界内の企業各社は、熱を帯びた年初が過ぎた後に減速したと指摘、トラック運転手の職務放棄の影響はまだ測定不可能だとしている。6月15日付伯メディアによると、ブラジル包装協会(Abre)のルシアナ・ペッレグリノ会長は「(昨年の)10月から(今年の)2月にかけて、容器包装業界は5%を超える伸びを記録した。しかし3月には、成長ペースは1.66%に落ちた。これらの結果が投げかける疑問は、この減速がこの先も続くのか、それとも一時的な調整だったのかだ」と話す。

 ジェツリオ・バルガス財団(FGV)によって今年2月に練り上げられた、容器包装についての同協会のマクロ経済的研究は、18年を通しての容器包装の生産量は前年に対して3%増大すると予測している。ペッレグリノ会長は、今年2月までに見られた成長ペースが維持されるのは困難であり、ある程度の減速はあらかじめ見込まれていたとし、「伸び率が3月より小さくなることもあるが、回復は続く」と話す。

 ブラジルの容器包装工業全体の17年の生産量は前の年を1.96%上回り、4年ぶりにプラスとなった。また、物理的生産の総額は715億レアル(約2兆1450億円)に達し、16年を5.1%上回った。FGVの研究によると、17年には容器包装業界の5分野のうちの4分野で生産の拡大が記録された。各分野の伸びは、ガラスが3.39%、プラスチックが3.37%、紙・段ボール・厚紙が2.99%、そして木材が0.56%。金属は3.92%のマイナスだった。

2018年7月7日付

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