密輸品、押収額過去最高 1~9月に17億レアル

 2017年に入ってから9月末までの間に空港、港、陸上の各国境において国税庁によって押収された密輸品の総額は、同庁の換算によると17億レアル(約595億円)に上った。この額は16年同時期の14億7000万レアルに比べて15%大きく、1~9月の押収額としては過去最大。同庁発表として伯メディアが10月24日付で伝えた。

 1~9月の密輸品押収額は12年に15億6000万レアルに達した後、13年には一気に11億9000万レアルにまで減った。しかし、その後は14年13億6000万レアル、15年14億2000万レアル、16年14億7000万レアルと増え続け、今年、過去最高の17億レアルに達した。

 国税庁のルイス・フェリペ・デ・バロス・レチェ税関・国際関係次官補によると、今年1~9月の結果は徴税当局がここ数年間にわたって採用してきた戦略の変更を反映している。同次官補は「我々は情報交換、諜報、情報化されたツールを使って行動するようになった。我々は作戦行動において一層の巧みさを持つようになった」と話す。次官補によれば、国税庁は他の国々の税関当局から情報を受け取り、デジタル簿記公共システム(SPED)や電磁的課税伝票(nota fiscal eletrônica)だけでなく、連邦警察や連邦道路警察の情報とも照らし合わせて調査することができる。

 当局のデータによると、今年に入ってから押収された密輸品の中でその数が最も多いのは、相変わらず「たばこ」だ。国税庁は「製品の種類や性質、それに国税庁の業務に対する様々な内的、外的要因によって、押収される製品の数は年々大きく変化する」とした上で、「しかしながら、たばこの押収はここ数年間、他の様々な製品に比べて非常に多い」としている。同庁によれば、今年に入ってから9月末までの間に押収された密輸たばこの数は16年同時期に比べて27.27%多く、1億6000万箱以上に上っている。

 今年1~9月の主な品目ごとの押収額は、たばこ7億7700万レアル(約272億円)、電気電子機器1億260万レアル(約35億9000万円)、衣料品5920万レアル(約20億7000万円)、自動車5570万レアル(約19億5000万円)、情報機器3320万レアル(約11億6000万円)、時計3310万レアル(約11億6000万円)、サングラス2560万レアル(約8億9000万円)などとなっている。

 国税庁が押収する密輸品の中には麻薬も含まれており、その押収量は今年に入ってから激しく増加している。17年1~6月に同庁が押収したコカインの量は、昨年1年間の押収量とほぼ同じ14トンに上った。同庁は「昨年はコカインの押収量が過去最大だったという点に留意すべきだ。マリフアナに関しても記録的な結果になっている。今年に入ってからは28トンを超えるマリフアナが押収された」としている。

 ちなみに、密輸品として押収された物品はどこへ行くのか。国税庁によると、競売にかけられない物品、すなわち、麻薬や海賊版製品、そして法律によって持ち出しや持ち込みが禁止されている物品などは公的資産に組み込まれ、寄付されたり破壊処分されたりすることになる。同庁は「輸入が禁じられている製品に加えて、毎年何百万個もの眼鏡や時計、かばん、スニーカーといった様々なブランドの偽造品が破壊処分される。時計や眼鏡などは粉砕されてリサイクルに回される」としている。また、衣類や履物、かばんなどは粉砕されて共処理に回され、ゴムタイヤはアスファルトにリサイクルされるか冶金(やきん)業界で使用される。

2017年11月4日付

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