岩手県人会 110周年向け準備 杉村濬に焦点当てた資料など作成

岩手県人会 110周年向け準備 杉村濬に焦点当てた資料など作成
110周年に向けた資料を作成中の千田会長

 ブラジル岩手県人会の千田曠曉(ひろあき)会長が、来年のブラジル日本移民110周年に向けた準備を進めている。岩手県人移民の名簿を新たに作成中のほか、岩手県陸奥(むつ)盛岡出身のブラジル三代目公使杉村濬(ふかし)氏に焦点を当て、県人会の歴史や、地域別の移住者も地図付きでまとめた資料の作成に当たっている。

 杉村氏は1905年に公使に着任し、サンパウロ州のカフェ地帯を視察。日本移民導入に前向きな「杉村報告書」を日本の新聞に発表した。翌年に脳溢血で急死したが、同報告書が笠戸丸移民を始め、後の日本移民の増加に大きく貢献した。

 2008年の岩手県人会創立50周年とブラジル日本移民100周年の際に、同県人会が率先して杉村氏の墓碑を改修しており、当時の達増(たっそ)拓也岩手県知事と共に除幕式に参加したなどの経緯がある。

 千田会長によると、「杉村濬は(ブラジル日本)移民のきっかけを作った人だが、今まで彼だけに特化した資料は見当たらない」という。

 現在、過去の岩手県人会の記念誌や、杉村氏の子孫から提供された資料などを参照しながら執筆が行われている。

2017年5月27日付

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