島根県人会創立60周年式典 溝口知事ら50人の慶祝団が来伯

島根県人会創立60周年式典 溝口知事ら50人の慶祝団が来伯
登壇した来賓

60年間の交流は大切な「財産」

島根県人会創立60周年式典 溝口知事ら50人の慶祝団が来伯
ケーキカットをする溝口知事と村上会長(左から)
 在伯島根県人会(村上光明アンドレ会長)創立60周年記念式典が、10月23日午前10時からサンパウロ(聖)市プラサ・ダ・アルボレ区の同県人会会館で行われた。母県からは溝口善兵衛島根県知事はじめ、中村芳信県議会副議長ら官民合わせて40人の慶祝団が来伯。会場には約300人の出席者が訪れ、記念の一日を共に祝った。祝賀会では、同県西部の石見地方の伝統文化「石見神楽」が披露され、大きな盛り上がりを見せた。

 同県人会は、松江市出身の渡部登外務次官が1956年に来聖した際に、歓迎会のため集まった同県出身者18人により発足。創立40周年時には現在の会館を購入し、婦人部の各種教室やバザーなど活発に活動している。

 同10時から行われた式典には、来賓として在聖日本国総領事館の中前隆博総領事、エルシオ・トケシ聖州財務局長、ブラジル日本文化福祉協会の松尾治副会長、サンパウロ日伯援護福祉協会の尾西貞夫副会長、ブラジル都道府県人会連合会の高野ジョージ副会長、国際協力機構(JICA)ブラジル事務所の那須隆一所長らが出席した。

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 日伯両国国歌と同県民歌「薄紫の山脈」斉唱後、村上会長があいさつに立ち、「母県や先代会長諸氏、全会員の協力により、今日ここに特別な時を与えられたことを光栄に思います」と感謝。「島根県人気質を継承者である次世代に引き渡す義務を我々は持っています。10年先、50年先の県人会が日系社会の改善に働き、ブラジル社会とのつながりが大きく発展するよう皆様のご支援をお願いします」と述べた。

 続いてあいさつに立った溝口県知事は、8月に開催されたリオオリンピックでの同県出身者の活躍や県内の現在の様子を報告。そして「県人会と島根県が築き上げたこの60年間の交流は大切な『財産』。これは、グローバル化が進む現代において今後の両国の交流と発展に欠かせません。この絆を強固にし、交流を促進していきたい」とさらなる関係強化を誓った。

 中村県議会副議長は「本県出身者が各界、各分野でご活躍されていることは島根県民の誇りであります」と絲原德康議長からのあいさつを代読した。

 各来賓のあいさつの後、溝口知事から同県人会の石川セルジオ博暎副会長に功労賞が贈られ、また100歳の高橋八千代さんが代表して高齢者表彰を受け取った。続いて、県人会と慶祝団で記念品が交換され、県費留学生の戸田メラニィスエさんの謝辞の後、式典は閉会となった。

 正午過ぎからは祝賀会が行われ、60のローソクが立ったケーキを村上会長と溝口知事がカット。溝口知事の音頭で乾杯し、会食となった。

 会食後はカサパーバ市の団体によるブラジル民舞、婦人部の舞踊などが披露された。慶祝団員として来伯したオペラ歌手の田中公道さんは79歳。披露したオペラ独唱では年齢を感じさない豊かな声量に、出席者らからは感嘆の声が漏れた。

 最後は、同県益田市の石見神楽親和会による神楽公演が行われ、終盤に登場した大蛇(おろち)の迫力に会場から大きな拍手が送られた。

 同県人会で長年理事を務めた松井明子さんは、幼少の頃に神楽を見に行くのが大好きだったと回想し、「懐かしい気持ちでいっぱい。本物の神楽がブラジルに来てくれて嬉しい」と満面の笑みを見せていた。

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