州と合意で軍警活動再開 家族らは抗議活動を継続=エスピリト・サント

州と合意で軍警活動再開 家族らは抗議活動を継続=エスピリト・サント
ビトリア市内で任務にあたる軍警察官(Foto: Tânia Rêgo / Agência Brasil (11/02/2017))

 エスピリト・サント州内で軍警察官による警察活動が停止し、治安の不安定化を引き起こしていた問題で、10日夜、州政府と軍警察官団体の間で活動再開に向けた合意が成立した。合意後、徐々に軍警察官の街頭任務復帰が始まり、日曜日(12日)には1200人以上まで回復した。週明けの13日には、治安悪化のため停止していたバス運行や、保健施設や学校の運営が再開されるなど、市民の生活は日常に戻りつつある。国内メディアが伝えている。

 軍警察官の活動停止は、4日、女性を中心とした家族が給与調整などを求め、州都ビトリア都市圏ほか各地の大隊の施設から軍警車両が出るのを妨げたことから始まった。街頭での警察活動が停止状態となったことで、各地で治安が急速に悪化。州政府の要請を受けて派遣された軍および国家治安部隊が警察活動に当たっていたが、4日からの暴力による死亡は100件を超え、公的機関や学校の運営取り止め、公共交通機関の停止は続いた。

 9日から10日未明にかけて、抗議活動参加者と州政府、軍警察官団体代表による会合が行われたが、合意に達しなかった。その後、同日夜に、州政府から軍警察官・消防隊員の団体との合意が発表された。給与調整は合意されなかったが、労働条件に関する委員会設置や、11日午前7時までに活動に復帰した警察官は罰しないことなどが合意されたと報じられている。街頭勤務に復帰した軍警察官は、ヘリコプターで施設外に運ばれた。

 一方、この会合に女性ら軍警察官家族の代表が参加していなかったことから、軍警施設前での抗議活動は週明けも続き、13日で開始から10日が経過している。

 州文民警察官組合によれば、4日からの暴力的な死亡は13日午前10時現在で146件となっている。

◆リオ

 エスピリト・サントに隣接するリオ・デ・ジャネイロ州でも10日から、軍警察官の夫人ら家族が中心となって軍警大隊の施設前で抗議活動を行っている。参加者は、労働条件の改善や、昨年の13カ月目給与、オリンピック時の追加勤務の手当支払いなどを求めている。11日午後には、参加者とリオ市の軍警司令部側との間で解決に向けた協議が行われたが、合意に達していない。

 報道によれば、12日午後の時点で州内100カ所の施設のうち29カ所で抗議行動が確認されている。軍警側は11日、定員の97%が街頭パトロールに就いているとし、警察活動は通常通り行われていると説明している。

2017年2月14日付け

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