州立3公園の閉鎖解除 感染リスクは「存在する」=黄熱病

 サンパウロ州政府は10日朝、黄熱病に感染する危険性があるとして昨年来閉鎖されていたサンパウロ市内にある州立公園、オルト・フロレスタル公園(Horto Florestal)、カンタレイラ公園(Cantareira)、チエテ・エコロジー公園(Ecológico do Tietêの3カ所の閉鎖を解いた。

 病気にかかったサルの死骸が複数、公園内で発見された後、同市内では北部を中心に多数の公園が閉鎖された。今回、州が管理する公園3カ所については州の判断で閉鎖が解除されたが、サンパウロ市が管理する公園はいまだに1カ所も再開されておらず、11日現在で23カ所が閉鎖中であり、それらの公園はいずれも再開のめどが立っていない。

 閉鎖が解除された3カ所の州立公園では黄熱病に感染する危険性がなくなったということなのか。答えは「ノー」だ。依然として感染リスクがあるにもかかわらず、州政府は閉鎖を解除した。その証拠に、11日付伯字紙によると、各公園の出入り口門のところには「黄熱病の危険地域 公園を訪れる10日前にワクチン接種を受けること」などと書かれた横幕が州当局によって設置されている。

 州政府はなぜ、最悪の場合は死に至るという黄熱病に感染する危険性があるにもかかわらず、これらの公園を再開させたのか。同州保健局のダビヂ・ウイピ局長は「周辺人口の大半、120万人が、すでにワクチン接種を受けたと我々は考えている」と述べ、ワクチン接種を受けていない人がこれらの公園に行くことは「明らかにダメだ」とした。

 また、同州環境局のマウリーシオ・ブルザヂン局長は「今日ある危険性はこれから2カ月後も変わらない」とし、「予防接種を受けさせるために(公園の)監視員らが来園者らに対して指導する。危険性は存在する。しかし、ワクチン接種を受けた人は(黄熱病から)守られており、その人達が公園を訪れる機会を奪うのは無意味だ」と説明する。

 つまり州政府は、すべての人に対してではなく、予防接種を受けて自ら感染リスクを下げた人に対して公園を再開したということだ。

2018年1月12日付け

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