州都の成人の約19%が肥満 近年の増加ペースは緩やかに=保健省

 保健省が18日に発表した電話による慢性疾患のリスクおよび予防の調査(Vigitel)のデータによれば、2017年の国内州都において肥満とされる成人の割合は18.9%、体重過多の割合は54%だった。これらの割合は過去10年間で大きく増加したが、近年は増加ペースが緩やかになってきているという。国内メディアが同日付で伝えた。

 同調査は昨年2月から12月の期間に、国内26州および連邦直轄区の18歳以上の市民5万3000人を対象に行われた。

 調査結果によれば、17年における州都の18歳以上の肥満率(18.9%)は、06年に初めて実施された調査結果よりも60.2%増加している。同年の結果では、調査対象者の11.8%がボディマス(体格)指数が30を超えていたという。この割合は他の南米諸国と比べ高いが、指数は15年調査と同様の結果になっている。

 保健省疫病及び非感染症監視部門のマリア・デ・ファチマ・マリーニョ・デ・ソウザ部長は、同年から肥満割合の拡大スピードが低下し始めたと指摘する。

 この傾向は、体重過多の割合でも同様となっている。州都の成人で理想的な体重より多いと考えられる割合は、07年から17年にかけて26.8%増加しているが、15年から17年の期間の指数は安定しているという。15年は53.9%、17年は54%だった。

 同部長は、これらの指数は州都の市民の間で安定傾向にある事を示しているとしながらも、まだ安心できるレベルではないとの見方を示す。同部長は、「まだかなり数値は高いため、これまで以上に予防を強化する必要がある」と強調している。

 予防のために重要と考えられる措置としては、国民がさらに意識的に選択できるよう、食品ラベルの規定を変更したり、果物や野菜によりアクセスできる政策を講じる事などが挙げられている。

 一方、保健省のデータでは、18~24歳の年齢層の07年から17年の肥満、体重過多の増加率が全体の平均に比べて大きいという結果も示されている。指数は他の年齢層に比べ低いものの、肥満の割合はは全体平均の60.2%に対し110%の増加、体重過多は26.8%に対し56%の増加となっている。

 過去2年間に体重過多と肥満の割合が安定している背景には、ブラジル人の行動の変化があると考えられる。ブラジル人は、10年前よりも清涼飲料水や甘い飲み物の消費が減っており、運動量も少し増加している。07年には、州都の市民の中でこれらの製品を頻繁に消費していた割合は30.9%だったが、現在この割合は14.6%に低下しているという。

 肥満率が最も高かった州都は北部アマゾナス州マナウスの23.8%で、その他、アマパー州マカパー(23.6%)、マット・グロッソ・ド・スル州カンポ・グランデ(23.4%)、マット・グロッソ州クイアバ(22.7%)、ロンドニア州ポルト・ベーリョ(22.4%)、ペルナンブコ州レシフェ(21%)などとなっている。最も低かった州都はサンタ・カタリーナ州フロリアノーポリスで、15%だった。

 体重過多の場合は、カンポ・グランデ(59.8%)、ポルト・ベーリョ(58.8%)、アラゴアス州マセイオ(58.7%)、マナウス(57.6%)、クイアバ(57.4%)、リオ・デ・ジャネイロ(57%)などが高く、パルマス(46.9%)が最も低くなっている。

2018年6月20日付

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