工業の成長予想プラス1.1%に低下 さらに悪化の可能性あり

 ブラジルの工業は勢いを失い、2019年の成長は前年に対してプラス1.1%にとどまるだろう──。全国工業連合(CNI)が11日に公表した最新の予測は、ブラジルの工業部門全体の今年の業績の伸びは、18年12月時点で見込まれていた前年比プラス3.0%を大きく下回り、そのわずか3分の1程度の伸びにとどまるだろうとしている。

 同日付伯メディアによると同連合は、昨年の選挙後に観測された同国経済に対する期待の大幅な改善が今年の初めの生産活動に表れることはなく、生産活動は弱いままだったと指摘している。そして、低成長にとどまるとの見方の背景には、社会保障改革をはじめとするブラジル経済の構造改革のプロセスが以前考えられていたよりも複雑で時間がかかるものだという認識の高まりがある。CNIは「社会保障改革のプロセスの遅れは税制改革の議論の実質的な前進を妨げる。税制の合理化は歪みを排除し、コストを削減し、国の競争力を高めるのに必要な条件だ」としている。

 CNIは同日公表した報告書の中で、ブラジルの工業部門の19年の成長見通しはこの先さらに悪化する可能性があると言及している。

 なお、CNIは今回、ブラジル経済全体の19年の成長見通しについても従来のプラス2.7%からプラス2.0%に下方修正した。CNIの経済政策担当マネジャーであるフラーヴィオ・カステロ・ブランコ氏は「今年初めの活動ペースは予想よりもはるかに弱かった。失業率は依然として高いままで、各世帯はいまだに消費を再開しておらず、そして企業各社は多くの困難に直面している」としている。

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