平成30年度百歳以上高齢者表彰 SP管内の32人に伝達し祝福

平成30年度百歳以上高齢者表彰 SP管内の32人に伝達し祝福
表彰された出席者らの記念写真

 在サンパウロ(聖)日本国総領事館(野口泰総領事)は「平成30年度百歳以上高齢者表彰」の伝達・祝賀会を18日午後3時から、聖市モルンビー区の総領事公邸で行った。同管内の表彰者32人のうち9人とその親類をはじめ、各日系団体代表が来賓としてが出席した。

 野口総領事は祝辞で、今回世界で在外表彰された70人のうち約半分が聖州在住者であることに言及。「これまで100年という長い道のりを歩み、様々な苦境や喜びや悲しみがあったことと思う」とし、「今年は日本人移民110周年で、眞子内親王殿下がブラジルの各地をご訪問された。この年に皆様が表彰を受けたことは、大変感慨深い。ますますご健康でお幸せな毎日を過ごされますように」と敬意を表した。

 安倍晋三内閣総理大臣の祝状と記念品の授与後、援協の与儀昭雄会長が乾杯の音頭を取り、記念撮影後は別室で食事会が行われた。

 表彰者の一人の福田進さん(99、山口)は、1933年に15歳で家族とともに「りおでじゃねいろ丸」で移住。聖州リベイロン・プレットやモジアナのパラナピタンガのファゼンダで4年間コーヒー作りや綿作りに努めたが、音楽が好きで聖市立音楽学校に進学。自身は雑貨店を経営したが、弟は聖市オーケストラのビオラニスト、娘の福田環さんがピアニストとして活躍するなど音楽一家となった。長生きの秘訣を聞くと、「くよくよせずに大きな夢をもち、常に明るく毎日を生きること」と語った。

 同じく表彰を受けた崎山美知さん(99、東京)は当時、海外植民学校の崎山比佐衛校長に見初められ、移住する5日前に自身の父親から夫の忍さん(故人)の嫁になると告げられた。36年に「らぷらた丸」で移住し、アマゾンの奥地マウナスに入植。「家はパーリャ(ヤシの葉)で作られ、食事は先住民と同じもの。喉を通らず、温かいご飯の夢ばかりを見ていた」と振り返る。約40年マウナスに住んでいたが、現在は妹とともに聖市に住んでいる。崎山さんは、自分の人生を「過ぎし日の、良きことのみを、思い出し、明るく生きなん、我が残世」と詠んだ。

2018年12月21日付

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