平穏な暮らしのベネズエラ日系人 企業関係日本人は海外へ避難

 在ベネズエラ日系人が27日、本紙東京支社の要請でベネズエラ在住の日本人、日系人、国内情勢について知らせてきた。それによると、日本企業の駐在員、日本人学校関係者のほとんどは国外に避難、日系人は180人ほどがいるが、そのうち150人でワッツアップ・グループを作り情報交換、現状把握に努めている。

 ベネズエラ国内は海外での報道よりも落ち着いており、日系人たちも普段と同じ生活で、政情不安による恐怖感もない。外貨収入のある人は、経済的には安定した暮らしが出来ている。日系人経営のレストランも昼食時は客で一杯になり、どこが政情不安なのかと思わせるほど。国民の多くは、内戦の勃発には懐疑的だという。

 ただ、物資不足は続いており、企業は商品・材料を海外から直接輸入することでしのいでいる。レストランなど商店経営者は物資の入手に苦労が多いという。全体的に国民は平静で、国民のたくましさを感じるという。

マドゥーロ現大統領はどうなる

 ベネズエラ国民はマドゥーロ政権はどうすると考えているのか。日系人は「国民は3つあると見ている」という。

1) 自ら国外逃亡する
2) 軍部、米国、暫定政権と話し合い、国外に出る
3) 米軍の介入で内戦

 1、2の可能性はあるにしても、3の可能性は低いという。ベネズエラ軍に米軍と戦う意思は見られないし、米軍が動けば中南米諸国から反発が起きる可能性が強く、米軍も簡単には動けない。最終的にはマドゥーロ大統領は国外へ出るという選択をするだろうという。ただ国外へ出ても、ベネズエラ人の反発が強く、身の安全確保は難しい、との見方もある。【東京支社=瀬頭明男】

2019年2月27日付

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