年初から被収容者98人が死亡 年初から被収容者98人が死亡=リオ州刑務所

 リオ・デ・ジャネイロ州刑務所管理局のデータによると、今年に入ってから同州内の刑務所で死亡した被収容者の数は98人に上っているという。先月30日に開かれた同州議会市民人権擁護委員会の公聴会で同州公共弁護人のエマヌエル・ケイロス氏より発表された。同弁護士は、多くは健康上の問題による被収容者の死亡について、刑務所内の過密収容が主な要因になっているとの見方を示している。アジェンシア・ブラジルが同日付で伝えた。

 同弁護士によれば、2003年には州内で約1万8000人が収容されていたが、13年には3万3000人に増加し、現在では5万1000人に達している。刑務所内における過去3年間の増加率は、その以前の10年間より高くなっているという。一方で同氏は、「これで暴力事件が減少した訳ではない。このことは、多くを刑務所へ収監することが公共保安の問題に反映されていないことを示している」と述べている。

 また同弁護士は、17年における刑務所内の死亡者のうち、少なくとも4人については、釈放されるべきだったとの見方も示している。1人のケースでは、監房で立っていることもできない状態だったという。「その健康状態ゆえに、弁護局は自宅勾留を要請していたが、検察は反対意見を述べ、裁判所は決定を下さなかった」と述べている。

 市民人権擁護委員会委員長のフレイショ州議(PSOL)は、「現在のような刑務所では、所外での暴力が増加する」とし、検察官と刑事裁判所の弁護人との会合を仲介する考えを示している。

 ネルソン・マンデラ黒人文化意識研究所は同公聴会で、刑務所内の混乱を解決する主要な措置として、勾留の是非を決定する勾留質問を強化することを挙げている。

 刑務所システム保健常設フォーラムのメンバーのニルボネ・コスタ氏によると、州内の刑事施設における死亡数は増加してきているという。15年の183人から、16年は254人となっている。同氏は、「計550人の医師、ソーシャルワーカー、心理学者、生物学者などの専門家で5万1000人の被収容者に対応している。このチームが全ての需要を支援する事は、人間的に不可能である。刑事施設の中には鎮痛薬さえもない。刑務所の中のわずかな医師が、多くの場合自費でこれらの薬を購入して提供している」と報告している。

2017年6月9日付

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