感動の「響ファミリー」公演 「優美」&「喜楽」との初共演で

感動の「響ファミリー」公演 「優美」&「喜楽」との初共演で
舞台の最後を飾った花魁道中

2日間3公演に1500人が来場

 【一部既報】「次から次へと舞台が変わり、本当に素晴らしいショーでした」―。今年結成10周年を迎えたコロニア出身の大衆演劇団「響ファミリー」(響彬斗座長)と、ブラジルを拠点に活動するジャパニーズ・ダンスカンパニー「優美」&太鼓集団「喜楽」の初のジョイント公演が8、9両日、サンパウロ(聖)市リベルダーデ区の文協記念講堂で開催され、2日間3回公演で計約1500人が来場。サンパウロ(聖)市だけでなく、聖州ノロエステ線地域やリオ、パラナなど遠方からも観客が詰め掛け、冒頭の称賛の言葉が相次いだ。

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 日本全国を駆け巡り、年間300カ所に及ぶ公演を行っている「響ファミリー」は4年ぶり4回目の来伯。今回、日伯修好120周年を記念して「響ファミリー」と響座長の姉に当たる花柳寿美富浩氏が代表を務める「優美」&「喜楽」との初のジョイントショーが実現し、笑いあり涙ありの感動の舞台が観客の心に響いた。

 ショーは、全29演目で2時間を超えた。途中、餅まきやくじ引きも行われ、踊りをはじめ、歌や太鼓など盛りだくさんの内容に来場した観客は、色鮮やかでエネルギー溢れる舞台に酔いしれた。

 祭り囃子の軽快なリズムによる「優美」の「桜音頭」を皮切りに始まった待望のショーは、「響ファミリー」による芸者姿の「築地明石町」でしっとりと踊りあげた。引き続き、響座長と弟の一真さんによる着物の早替えが観客の注目を浴び、会場からは「すごい、すごい」と感激の声が上っていた。

 また、「弁天小僧」など響座長の子供たち3人による可愛らしい踊りと、舞いながら太鼓を打っているかのような「響ファミリー」及び「喜楽」による助六太鼓の迫力ある演奏が来場者の心をとらえた。

 響座長は公演途中でマイクを持ち、コロニアでの太鼓時代からお世話になった丹下セツ子さんや歌の指導を行ってもらった音楽家の島田正市さんたちに感謝の気持ちを伝えた。また、今回のショー実現のために奔走したコーディネイト役の佐藤マリオ氏や、その夫人で響座長の姉の花柳寿美富浩代表らスタッフに対しても感謝の言葉を贈った。さらに、9日午後3時からの最終公演では、母親の松井宮子さんをはじめ、日本から「響ファミリー」と一緒に同行来伯した大西初江さん、帖佐(ちょうさ)きく江さんたちに花束が贈呈された。

 圧巻だったショーの締めくくりは「花魁(おいらん)道中」。若い男女の踊り手たちに囲まれながら会場内と舞台上を艶やかに歩く姿に会場からは感嘆の声が漏れた。

 リオ市内バーハ・デ・チジュッカから来たという日本人女性(76、熊本)は、モジ・ダス・クルーゼスに住む姉の斉藤キタミさん(92、熊本)らとともに来場。「私は4年前に(響ファミリーの)ショーを見たことはありましたが、姉はまだ見たことがなかったので生きているうちにぜひ、との思いで連れてきました」と笑顔を見せた。

 また、サンジョゼ・ドス・カンポスからは12~13人のグループが、9日午前11時のショーを見るために午前7時に現地を出てきたという。同グループの日本人女性(67、長崎)は「普通のショーと違って次から次へと舞台が変わり、客が飽きる暇がないくらい本当に素晴らしいショーでした」と率直な感想を語っていた。 

 聖州リンスから息子と一緒に来たというノロエステ日本語普及会会長の中場マサ子さんは、9日午前11時の公演を見るために前日の夜にリンスを出発し、9日早朝にサンパウロに着いたという。

 そのほか、パラナ州マリンガ市在住の佐藤邦子さん(84、2世)は、息子の滋さん(57、3世)とともに来場。「とても素晴らしい日本文化を見せていただきました」と感動していた。

 響座長は「また来年もブラジルに来たいと思います。今後も響ファミリーをどうぞよろしくお願いいたします」と述べ、来年の公演実現に向けて意欲を見せていた。

2015年8月11日付

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