抗生物質の消費量 ブラジルは欧州を上回る

 12日に公表された世界保健機関(WHO)の報告によると、ブラジルは、抗生物質の消費量が世界で最も多い国の中に含まれている。欧州、カナダ、日本の平均を上回っているという。14日付エスタード紙が報じた。

 WHOは、この種の医薬品の過度の服用の結果を警告している。主要な懸念事項は、過度の服用により、治癒が困難な多剤耐性細菌の出現を助長することだという。

 WHOの調査では、情報を厳格に収集した65カ国のデータが含まれている。この指標は、1000人当たりのの1日の服用量(DD)で表されている。ブラジルでは、この指標が22DDとなっており、調査対象国65カ国の中で第19位の消費大国となっている。

 欧州での平均値は18DDで、カナダと日本はそれぞれ17DDと14DDだという。

 この報告は、国家間での消費において大きな差があることも示している。例えばブルンジ(アフリカ)は4DDであるのに対して、モンゴル(アジア)は64DDだという。

 しかしWHOと専門家達は、消費量の低さがプラスではないことも指摘している。抗生物質使用の大きな相違は、一部の国が過度に消費している一方で、他の国では、医薬品への十分な供給できていないことを示している。

 クリニカス病院微生物学サービス中央研究所のフラービア・ロッシ院長は、「過剰な消費や過小な消費にも懸念している」と同意しており、過剰消費を減らす措置を擁護している。

 人間と動物との抗生物質の合理的使用に関して論議するため、WHOが招集した専門家グループの一員であるフラービア医師は、「主要な活動の一つは、より正確に処方するよう診断方法の改善に投資することである。主に公的なシステムにおいて、病気を引き起こす微生物が何であるかを、医師と患者が迅速に知ることができるよう、微生物学研究所により多くの投資が必要である」と述べている。

 WHO必須薬課のスザンネ・ヒル課長は、抗生物質の不適切な使用が、細菌の耐性を向上させる原因となっていると述べている。これは、患者が必要でない状況、或いは治療を終える前に抗生物質を服用する場合に起きるといい、細菌の一部に抵抗性や免疫を作らせる機会を与えることになるという。

2018年11月17日付

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