文協図書委員会 21日、春の古本市

ブラジル日本文化福祉協会図書委員会(川原崎隆一郎委員長)主催の文協古本市が21日午前9時から午後3時まで、サンパウロ市リベルダーデ区の文協ビル展示室(Rua São Joaquim, 381)で開催される。また、前日の20日、当日の21日に古本市の準備や販売を手伝うボランティアを募集している。
前回の秋の古本市では午前5時から人が並び、約700人が来場した。金田聖治実行委員長は、「今回は1000人の来場を目指したい」と意気込む。
同古本市には1万冊以上の本が並び、値段は2レアルから10レアル。小説や辞書、漫画、雑誌、写真集、児童書など種類も豊富で、掘り出し物の珍しい本が出てくることもあるという。また、今年出たばかりの新刊も取り揃えているほか、司馬遼太郎、松本清張など人気作家の本の在庫もあるそうだ。非日系人の来場者やボランティアは全体の約半分で、日本文化は依然として人気が高い。
来社した金田実行委員長(36、奈良)と布施直佐委員(53、東京)は、「本を読む人は平均寿命が2年長いと、イェール大学の研究で出たそうです。本を読んで、知識を増やし長生きしましょう」と呼びかけた。
ボランティアは、20日の午前9時に集合し、書籍整理や会場設営を行う。21日には、午前8時半に集合し、午後3時まで販売する。なお、どちらか1日の参加も可能。
問い合わせは文協図書館(電話11・3208・1755)まで。
2018年10月10日付
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