文房具の税金、価格のほぼ半分を占める

文房具の税金、価格のほぼ半分を占める
サンパウロ市内の文房具店(撮影/米沢心)

 ブラジルで暮らす多くの人々の懐具合は毎年初めに、自動車所有税(IPVA)や固定資産税(IPTU)の支払いによって寂しくなるのだが、実は、この時期に市民の懐を圧迫する税金はこれら以外にも、意外なところに隠れている。それは「文房具」に課されている税金だ。

 生徒・学生らは新学期開始を目前に控えるこの時期に様々な文房具を準備する必要があるのだが、その文房具には、最大で販売価格の約50%もの税金が課されているのだ。

 サンパウロ商業会(ACSP)の依頼を受けてブラジル税制企画院(IBPT)が実施した調査は、各種文房具の価格に組み込まれている税金は最終消費者向け価格の15%から約50%と、非常に重いものであることを示している。

 同調査によれば、各種文房具の中で製品価格に占める税金の割合が最も大きいボールペンは、その価格の半分、49.95%を税金が占めている。そして、他の製品の税率も電卓44.75%▽定規44.65%▽のり42.71%▽ペンケース40.33%▽プラスチック製書類入れ40.09%▽リュックサック39.62%▽消しゴム39.29%▽ノート34.99%▽鉛筆34.99%──と軒並み高く、税率が最も低い教科書でも価格の15.52%が税金であることが分かった。

 サンパウロ商業会のエコノミスト、エミリオ・アルフィエリ氏は「政府が優先的に取り組む分野であるべき教育に関係するアイテムであるにもかかわらず、これらの製品の課税率は、とりわけ商品流通サービス税(ICMS、州税)と工業製品税(IPI、連邦税)において、極めて高い」と指摘している。

2019年1月11日付

コメント0

コメントを書く

Login

Welcome! Login in to your account

Remember me Lost your password?

Lost Password