新築市場、最悪の一年 SP市内、成約数2割減

 サンパウロ商用・住宅不動産売買・賃貸・管理業者組合(Secovi―SP)の14日発表によると、サンパウロ市内の新築分譲住宅の2016年の成約数は前年の2万100戸に対して19.7%減の1万6200戸だった。この数字は16年がサンパウロ市内の新築分譲住宅市場にとって最悪の1年だったということを示している。同市内における年間の成約数は、04~15年の平均で2万8700戸。16年の結果はこれを43.6%下回るものだ。

 また、ブラジル資産調査社(Embraesp)のまとめによると、同市内で昨年1年間に新規発売された住宅の数は15年の2万3000戸に比べて23.3%少ない1万7600戸だった。発売戸数の大幅な落ち込みは15年に続いて2年連続。15年の発売戸数は14年よりも32.4%少なかった。

 16年には専有面積が46~65平方メートル、価格が22万5000~50万レアルの2寝室タイプの物件が発売、成約ともにサンパウロ市内においては最も多かった。

 16年は非常に厳しい1年となったが、17年はどうか。同組合のフラビオ・アマリィ会長は「17年に向けての見方はポジティブであり、それは景気の緩やかな回復、インフレ率並びに不動産融資を含む金利の低下に根ざしている。雇用・所得の創出と投資の再開は、不動産市場が今年5~10%拡大するという見方に我々を導くものだ」と楽観的に見ている。

2017年3月18日付

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