新車市場 「7月は非常にポジティブ」 政治と失業、依然不安材料に

新車市場 「7月は非常にポジティブ」 政治と失業、依然不安材料に
国内新車販売台数(登録ベース、Fenabraveまとめ)

 全国自動車販売業者連盟(Fenabrave、自販連)が1日発表した資料によれば、2018年7月の国内新車販売台数(登録ベース)は、乗用車と軽商用車、トラック、バスを合わせて21万7506台と、前の月を7.69%、17年7月を17.70%、それぞれ上回った。

 同日付伯メディアによると、すべての数字がプラスとなった7月の結果について、自販連のアラリコ・アスンソン・ジュニオル会長は声明の中で「7月は非常にポジティブだった。トラック運転手らのストがもたらしたマイナスの影響のせいで6月の数字が低調なものだったことに加え、営業日数が(6月よりも)1日多かった。これらの側面がデフォルト(債務不履行)率の低下、そして信用供与の拡大と相まって自動車業界を引っ張っている」と評価。その一方で、「しかし、国内の政治周りの不確実性と高い失業率が、依然として自動車業界に警戒感を抱かせている」と述べ、先行きの不透明感はまだ晴れていないとの見方を示した。

 乗用車と軽商用車を見た場合、今年7月のそれぞれの販売台数は対前月、対前年同月の両方でプラスを記録した。ただし、それらを排気量別に見てみると、2リッター以上の乗用車だけが前月比3.33%減、前年同月比2.49%減と沈んでいる。排気量2リッター以上の乗用車の販売台数は、1~7月累計でも17年同期比0.78%減と、乗用車及び軽商用車の中で唯一前年割れしている。

 自販連は今年6月、18年の年間販売台数の予想を下方修正した。乗用車は前年比13.2%増から同9.9%増へ、軽商用車は前年比11.6%増から同8.7%増へ、それぞれ引き下げられた。

◆日本車最多のカローラ 前年同月比3割落ち

 18年7月に最も売れた乗用車はゼネラル・モーターズのオニキス(GM ONIX)、軽商用車はフィアットのトロ(FIAT TORO)だった。オニキスの販売台数は17年7月に対して10.6%増、前の月に対して3.9%増の1万6856台、トロの販売台数は1年前に比べて23.8%多く、前の月を13.2%上回る6226台だった。

 日本のメーカーの車の中では、乗用車はトヨタ自動車のカローラが4364台で、そして軽商用車は同じくトヨタのハイラックスが3080台で、それぞれ最多だった。ただし、カローラの販売台数は前月に対しては1.8%増えたものの、17年7月に対しては30.2%減と激しい落ち込みを見せた。ハイラックスは前月比3.6%増、前年同月比0.5%増だった。

 乗用車と軽商用車を合算した今年7月のメーカー別シェア1位はGM(16.82%)、2位はフォルクスワーゲン(VW、15.11%)、3位はフィアット(13.54%)。GMとVWのシェアは前月よりも拡大、フィアットのシェアは縮小した。日本のメーカーのシェアは、7位のトヨタが7.71%(前月7.28%)、8位のホンダが4.72%(同4.83%)、そして10位の日産自動車が3.73%(同3.66%)だった。

2018年8月4日付

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