新車販売22%前年割れ この先も動揺の傾向続く

2015年7月新車販売数(登録ベース、Fenabraveまとめ)

 全国自動車販売業者連盟(Fenabrave、自販連)が3日発表した資料によると、2015年7月の新車販売台数(乗用車・軽商用車・トラック・バス、登録ベース)は22万7621台。前年同月比22.78%減と相変わらず不調だった。前の月に対しては7.10%増となったが、これは単に7月の営業日数が6月よりも2日多かったためで、販売が回復に向かう兆しが見え始めたということではない。1営業日当たりの数で比較した場合、7月の販売は6月を下回っている。

2015年7月新車販売数(登録ベース、Fenabraveまとめ)
2015年7月新車販売数(登録ベース、Fenabraveまとめ)
 同日付などで伝えた伯メディアによると、自販連のアラリコ・アスンソン・ジュニオル会長は声明の中で「6月の営業日数が21日だったのに対し7月は23日あった。この違いが(月次での)増加につながった。しかし、1営業日当たりの平均で見た場合、(7月の販売は)前の月を2.09%下回っている」と述べ、7月の結果は事実上の前月割れだったとの見解を示している。1営業日当たりの販売数は、6月は1万120台、7月は9896台だった。

 7月には新車市場を刺激する催しがあった。通常よりも少ない頭金や低い金利など、購入者にとっては一般的なローンよりも有利な条件でローンが組める連邦貯蓄銀行(CEF)の自動車・オートバイ販売イベント「Salão Auto Caixa」、そして自動車メーカーらで作る全国自動車工業会(Anfavea)と自販連、頼母子講的な民間互助組織(コンソルシオ)の団体であるブラジル・コンソルシオ協会(Abac)らの共催で実施された自動車販促イベント「Festival do Consorciado Contemplado」という二つの催しが同月の新車販売にプラスに働いたようだ。アスンソン会長は「間違いなく、これらの催しがなければ我々はもっと憂慮すべき結果を得ていただろう」と高く評価している。

 1~7月累計の販売数は154万6587台。前年同時期に対する落ち込み幅は縮まらず、逆に6月時点の20.68%減から21.00%減へ若干広がった。アスンソン氏はこの先もこの傾向は続くとみており、「我々は今後数カ月の間に新車販売において大きな変化は起こらないという見方を変えず、15年通年の販売が前年に対して20%落ち込むとする見通しを維持する」と述べている。

 乗用車部門の7月単月販売台数トップ3はフィアットのパリオ(Fiat Palio、1万1312台)、ゼネラルモーターズのオニキス(GM Onix、1万726台)、現代自動車のHB20(Hyundai HB20、9462台)。日本勢の中での最多はトヨタ自動車のカローラ(6148台)だった。軽商用車部門ではフィアットのストラーダ(Fiat Strada、8958台)、フォルクスワーゲンのサベイロ(VW Saveiro、5684台)、トヨタのハイラックス(3149台)がトップ3だった。

 また、同月のメーカー別シェア上位3社はフィアット(17.37%)、VW(14.20%)、GM(14.05%)の順。6月はGMが2位、VWが3位だった。日本のメーカーはトヨタ(7.54%)が6位、ホンダ(5.62%)が8位、日産自動車(2.50%)が9位、三菱自動車(1.80%)が11位、そしてスズキ(0.22%)が20位という結果だった。

2015年8月8日付

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