新車販売26%超前年割れ 2007年の水準に逆戻り

 ブラジルの新車市場は2007年の水準に逆戻りした。全国自動車販売業者連盟(Fenabrave、自販連)が6日発表した資料によると、15年1~12月累計の国内新車販売台数(乗用車・軽商用車・トラック・バス、登録ベース)は前年比26.55%減の256万9014台。09年以降で初めて300万台を割り込み、246万台だった07年以降で最も少ない数にとどまった。年間販売台数の前年割れはこれで3年連続。14年は前年比7.15%減、13年は同0.91%減だった。

新車販売26%超前年割れ 2007年の水準に逆戻り
国内新車販売数(登録ベース、Fenabraveまとめ)
 15年の新車販売は1年を通して低迷し続け、回復に向かうことはなかった。単月の販売数はすべての月で前年同月割れを記録。落ち込みが最も大きかった12月には前年同月比38.44%減を記録した。

 同日付伯メディアによると、自販連のアラリコ・アスンソン・ジュニオル会長は散々な結果に終わった15年について、政治並びに経済の危機が消費者信頼感の欠如を招いて市場を害したとし、「ブラジルが置かれているデリケートな経済状況を政治的危機が悪化させた」と述べた。

 長引く新車の販売不振は自動車メーカーを中心とする生産チェーンだけでなく、販売店各社にも大きな打撃を与えた。自販連によれば、ブラジル全国では昨年1年間で1047の販売店が店をたたみ、それにより3万2000人が職を失った。

 この低迷はいつまで続くのか。16年には市場は勢いを取り戻すのか──。自販連は、落ち込みの激しさは弱まるものの不調はこの先も続くとの見方を示している。自販連による16年の予想販売台数は15年比5.8%減の242万台。内訳は、乗用車及び軽商用車が5.9%減の233万台、トラックが2.7%減の6万9800台、そしてバスが3.2%減の1万9600台となっている。

◆年間最多販売はGMオニキス、上位3社ともシェア落とす
 15年に最も売れた車種は、乗用車部門はゼネラルモーターズ・オニキス(GM ONIX)、軽商用車部門はフィアット・ストラーダ(FIAT STRADA)だった。しかし、販売台数はいずれも14年実績よりも少なく、オニキスは前年比16.5%減の12万5931台、ストラーダは同35.6%減の9万8631台にとどまった。日本のメーカーの中ではトヨタ自動車のカローラとハイラックスがそれぞれの部門で最多。販売数はカローラが6万7339台(同6.4%増)、ハイラックスが3万2900台(同24.0%減)だった。

 乗用車と軽商用車を合わせたメーカー別の年間シェア上位3社は14年同様フィアット(17.73%)、GM(15.66%)、フォルクスワーゲン(VW、14.51%)の順。ただし、3社とも14年に比べてシェアを落とした。14年のシェアはそれぞれ20.97%、17.39%、17.32%だった。日本勢はトヨタ(7.10%)、ホンダ(6.19%)、日産自動車(2.47%)が14年と同じく7~9位に名を連ねた。なお、上位3社とは逆に、トヨタ、ホンダ、日産自はいずれも14年に比べてシェアを拡大させた。

 また、乗用車と軽商用車を合わせた販売数が10万台を超えるメーカーの中で14年よりも販売数を伸ばしたのはホンダだけだった。ホンダの販売数は13万7888台から15万3370台へ11.2%拡大した。

2016年1月9日付

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