日本財団・尾形理事長に 聖市名誉市民章を授章

日本財団・尾形理事長に  聖市名誉市民章を授章
大田聖市議から章状を受け取る尾形理事長(右)

 サンパウロ(聖)市主催の日本財団・尾形武寿理事長の名誉市民章授章式が、10日午後7時半から聖市リベルダーデ区の宮城県人会館で開催された。

 授章式には、尾形理事長を推薦した大田マサタカ聖市議や、サンパウロ日伯援護協会(与儀昭雄会長)を筆頭に、日系諸団体の役員など関係者総勢約120人が出席した。

 日本財団は、1962年に交付金取扱団体として(財)日本船舶振興会を設立。初代会長の笹川良一氏の没後に日本財団へと名称が変更された。中国の残留孤児への支援や、チェルノブイリ原発事故など国際社会が抱える難題に取り組み、支援を続けてきた。日本国内でも阪神大震災や東日本大震災など国家の危機を支えてきた団体だ。中南米・ブラジルに至っては日系社会を中心に資金援助を行ってきた。

 冒頭、元援協会長の菊地義治氏が日本財団の功績を称え、「1959年創設の援協は、日本財団・前会長の笹川さんの時から支援してもらった。尾形理事長に感謝し、日系社会からお祝いを申し上げます」と祝辞を述べた。

 謝辞で尾形理事長は、国際業務課長になって初めて手掛けた仕事として米州の複数の日系団体に資金提供したが、内部紛争などで結果はいずれも芳(かんば)しいものではなかったと説明。その上で「サンパウロの日系人の協会は、援協を始め、互いに情報を交換し合い、実に良くまとまっている。先輩たちの努力や結束力が現在まで引き継がれ、今日に至っていることに感動すら覚えます」とブラジル日系社会を見つめ、貢献するに至った経緯を話した。

 また、尾形理事長は「この会場は宮城県人会だと聞いております。実は私も宮城県石巻市の出身で、何かの縁を感じております」と自身の出身地への思いを馳せる一面も見せ、「本日、この席にお集まりの中には、戦後1世の方もいるかもしれませんが、大体は2世、3世の方でしょう。皆さんがご先祖様を考える時、皆さんの家系図のはじめには110周年前に渡ってきた1世が書かれることでしょう」と来年110周年を迎える日系社会に、日本人のルーツ、先人達への敬意を忘れないでほしいと訴えた。

2017年10月14日付

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