日本食に関する共同展「里山」 JHで11月12日まで開催中

日本食に関する共同展「里山」 JHで11月12日まで開催中
講演を行う成澤氏(左)とコインブラ氏(右)
日本食に関する共同展「里山」 JHで11月12日まで開催中
「里山」展の様子

 ジャパンハウス(JH)は9月19日から11月12日まで、サンパウロ市内ベラビスタ区内の同館(Av. Paulista, 52)の2階で、成澤由浩氏とセルジオ・コインブラ氏による日本の食に関する共同展「里山」を開催している。

 成澤氏は、山と海とに挟まれたわずかな土地で自然と共存しながら生きてきた日本人の原点である里山の文化を再構築し、心にも身体にも有益な食事「里山キュイジーヌ」を提唱する料理人。「里山文化」を主題においた同展では、3年間かけて日本の各地を旅した成澤氏とブラジルの写真家コインブラ氏による写真が展示されているほか、同名の書籍も販売に先駆けて閲覧できる。

 19日には両氏による「コンテンポラリーな和食と、伝統的な和食」と題した講演会が同館で行われ、約100人の来場者が耳を傾けた。

 「里山には日本人にとって必然性のある文化とか習慣が隠れている。それを料理を通して解き明かしたのがこの本です」と成澤氏は語り、北海道から沖縄まで、四季折々の食材や生産者を訪ねた旅を振り返った。

 沖縄県久高島のウミヘビ料理の伝統の逸話や、富山県に何度もホタルイカの撮影に行った苦労話なども交えながら、いかに土地と環境がそこの食材や人、調理法と結びついているかを説き、「日本人も知らない日本のことが本の所々に散りばめられている」と自信を見せた。

 また、「食べるということを(環境や文化との関わりも含めて)総合的に考え、(将来に)残していくためのことを考えるきっかけになれば」と食に関わる人間として本展へかけた思いも語っていた。

 なお、JHでは9月23日から11月12日まで芸術家・名和晃平氏の個展「ESPUMA―名和晃平」展も地階で開催している。

2017年9月23日付

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