日本館現代美術展 移民110周年を記念して 日伯両国の作家5人が出展

日本館現代美術展 移民110周年を記念して 日伯両国の作家5人が出展
日伯の要素を併せ持つ橋本さんの作品

 【既報関連】サンパウロ(聖)市イビラプエラ公園内の日本館で今月7日から23日まで、ブラジル日本移民110周年を記念した現代美術展「虚実皮膜:Kyojitsu-Hiniku:Between the Skin and the Body of Japan― 日本の皮膚と肉体のはざま」が開催されている。

 同展は移民110周年記念展として、日伯両国から5人の作家が作品を出展し、各種イベントも行われている。

 同展のキュレーター(学芸員兼企画運営)を務めるメイボン尚子さん(36、福岡)は「伝統建築に現代アートを合わせるアプローチ」と同展を語り、移民110周年に際して、「日本とブラジルの間で揺れているもの」に焦点を当てた。

 聖市の街角で見つめた光景を3週間かけて作品に表現した菅隆紀さん(33、長崎)は「日本館の伝統建築に、ストリートアートの聖地ブラジルの日常を合わせた」と作品を紹介。同館敷地内に入った瞬間から目を引く大型作品を出展している。

 橋本聡さん(41、東京)は、「2つのものを一つにする作品」として日伯両国旗を合わせた作品や、リオから東京へ移り変わる五輪を時差が真逆なことを利用して時計で表現した。橋本さんは「物に情報、参照付けすることで、作品の持つ表現を変えている」と自身の作風を語る。板やレンガなどに、様々な用途で用いることで社会性を持たせる作品も出展している。

 映像作品を出展した加瀬丹野ジュリアナさん(38、3世)は、昔の聖市ボン・レチーロ区のフィルム写真や友人の母の日常を自身が考える様々なイメージで構成した映像を公開している。

 入場料10レアル。学生と60歳以上は5レアルで、65歳以上は無料となる。

 開館時間は水曜日、金曜から日曜日(月、火、木は休館)午前10時から正午、午後1時から午後5時まで。

2018年9月14日付

コメント0

コメントを書く

Login

Welcome! Login in to your account

Remember me Lost your password?

Lost Password