日系歌姫メリッサちゃん 2年半ぶりにブラジルに帰国

日系歌姫メリッサちゃん 2年半ぶりにブラジルに帰国
家族で来社したメリッサちゃん(右から2番目)

伯国テレビ番組収録を目的に

 2013年に日本に移住して活動している歌手の国吉メリッサちゃん(13、3世)がこのほど、2年半ぶりにブラジルに帰国した。今回の帰国はデビュー曲の配信開始にともない、人気テレビ番組「ラウル・ジル」の収録のため。本格的な芸能活動はこれからだが、少し早い凱旋帰国となった。

 メリッサちゃんは8歳の時に同番組に出演し、一躍ブラジル国内で知られる存在となった。3年前から活動拠点を日本に移していたが、日本の音楽配信サイトでデビュー曲2曲が配信されることが決定し、同番組の司会者ラウル氏から「デビューするのなら、番組にぜひ出演してほしい」との依頼を受け、番組収録のため急きょ帰国となった。

 メリッサちゃんは久しぶりの同番組への出演を振り返り、「出演していた日系人の4歳の女の子の歌手が、私のファンと言ってくれて嬉しかった」と喜び、「日系人の子供たちに日本の曲をもっと知ってもらいたいし、歌手を目指す子のお手本になれたら」と意気込みを語った。

 今回配信される曲は、作詞家の山川啓介氏がサッカー選手のネイマールを思い描いて書いたという「Rainbow Boy」と「ほほえみホスピタル」の2曲。「Rainbow Boy」はゆったりとしたテンポの曲で、「ネイマールの物語のような歌詞になっているので、そこに注目してほしい」そうだ。「ほほえみホスピタル」はメリッサちゃんが最も得意とする歌謡曲で、「とにかく楽しんで聴いてほしい」と話した。2曲ともメリッサちゃんを日本に呼び寄せた鈴木淳氏の作曲となっている。

 小学生で日本に渡ったメリッサちゃんも、今は神奈川県内の中学校に通う2年生。来年には高校受験を控えており、本格的な芸能活動は高校入学後を予定している。メリッサちゃんは今後目指す存在として、世界的に活動する日本のロックバンド「ONE OK ROCK」の名を挙げ、「将来は彼らのように世界で活躍する歌手になりたい」と目標を語った。

 帰国には家族が同行し、短い時間ながら母国での生活を満喫している。メリッサちゃんが歌を始めたそもそものきっかけとなった父親のミルトンさんは「歌手として成功してもらいたいのはもちろんだが、どういう形であれ、何よりも幸せになってもらいたい。そのためには何でもしてあげたいし、応援していきたい」とエールを送った。

 「ラウル・ジル」の放送は16日。デビュー曲は13日から日本国内で配信開始される。現在は日本のみの配信予定だが、日本国外での配信も調整している。

2016年7月8日付

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