日語検定J-TEST 全世界共通で年6回開催 伯国での正式導入は5月の見込み

日語検定J-TEST 全世界共通で年6回開催 伯国での正式導入は5月の見込み
3日に行われた日本語センターでの模擬試験の様子(J.MASTER提供写真)

 株式会社語文研究社(秋田点代表取締役)が運営する民間の日本語検定試験『実用日本語検定J―TEST』の模擬試験が3日、サンパウロ(聖)市ビラ・マリアーナ区のブラジル日本語センターで行われた。ブラジル初開催となった今回は、導入試験として模擬試験を実施。受験者42人の約60%を日系人が占めた。日本語検定協会J―TEST事務局主催の検定で、国際交流基金主催の日本語能力試験(JLPT)とは別物。全世界共通で年6回(奇数月)開催されており、5月から正式にブラジルで実施される見通しになっている。

 J―TESTは1990年から国内外で実施が開始され、ブラジルで12カ国目となる。アジア以外の地域では初めての導入となり、中国では労働省の政府認定外国語検定として認定されており、入国管理局の参考資料として扱われている。

 経済連携協定(EPA)に加盟している国、フィリピン、インドネシア、ベトナムは技能実習生・介護分野で受け入れの際、厚生労働省からJ―TEST導入の告示が出ているという。

 ブラジルでの実施を決めた理由を、来社した同社の星子久美子さんは(1)アジア域外の国での実施(2)4世ビザ公示の時期でもあり、実用的な日本語検定を求める声があること(3)日本文化が広く浸透していること、の3点を挙げる。

 JLPTとの差別化については、JLPTが年1回の実施なのに対し、J―TESTは年6回開催(全世界共通)。中級から上級者向けの「A―Dレベル」と、初心者向けの「E―Fレベル」に分けられ、受験者には合格不合格ではなく、点数での結果が提示されるため、受験者のレベルを正確に提示できる。A―Dレベルを受験し、A級の得点を獲るには、JLPTのN1以上の難解度になるという。

 さらに難解な「ビジネスレベル」試験(年3回)も存在するが、受験にはJ―TESTでB級以上の結果が必要になる。中国や韓国でも受験者数は少なく、星子さんは「A―Dレベルでも企業が求める日本語力を十分満たす」と補足する。

 また、J―TESTの試験問題は、JLPTの4拓問題とは違い、漢字や平仮名、作文を書く問題があり、日本人が読める字を書いているかも採点基準に含むそうだ。

 4世ビザに関しては「法務省の通達が無いと、(日本語能力の)公式な資格証明としては使えないが、中国やEPAの国で認定されており、入国管理局では実績がある」と語る。
 星子さんは「最初は聖市のみで実施するが、徐々に会場も増やしていきたい」と展望を語った。

2018年2月16日付

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