日頃の感謝の気持ちを両親へ

写真:父兄を前に演奏する子どもたち

母の日父の日発表会 ピラール・ド・スール

 7日午後6時半、ピラール・ド・スール文協会館でピラール・ド・スール日本語学校(校長豊田一夫)主催による「母の日・父の日発表会」が行われた。両親への普段からの感謝を表す同発表会は、日本語学校の行事の中で最も準備が必要で、最も盛大であるため、毎年父母だけでなく生徒たちも楽しみにしている。会館には生徒、父母、家族をはじめ、卒業生や文協会員など200人近くが訪れ、文協の中における日本語学校の存在の高さがうかがえた。 

 開会式冒頭で長浜広海文協副会長、南満学務理事の祝辞に続き、学校長の豊田一夫氏からあいさつがあった。 
 次に生徒代表で日本語学校に4年間通っているカロリーナ・ペレイラさん(13)が「私は日本語学校が好きです。お母さん、お父さんのおかげで私は日本語学校に来ることができます。本当にありがとうございます」と、父母への感謝の気持ちを述べた。 

 この日の出し物は、合奏や合唱、劇など8演目。はじめに7歳から17歳の児童全員による合奏「つぼみ」が披露、父母たちからは大きな拍手が上がった。 
 今年は合唱と合奏指導を目的に、親戚探しのために日本からブラジルを訪れている片岡永子氏に指導を依頼。各楽器の楽譜作りをはじめ、同氏が約半月間、日本語学校に住み込みながら生徒に音楽指導を行った。 

 各クラスの演目では、幼稚園児によるお遊戯「糸巻き巻き」を皮切りに昔話を題材にした1、2年生の劇「月のウサギ」、3、4年生の劇「マジックしまSHOW」と続き、午前クラスはディズニーの話にユーモアを加えた劇「11匹ワンちゃん」を発表。5、6年生は「マトリックス空手」と題したかくし芸を披露し、上級生は携帯電話をテーマとしたショートコントを行い、好評を得ていた。 

 発表の最後は全児童による合唱「つぼみ」で、元気な歌声で全員が上手に歌い上げた。 
 毎年恒例の両親へ手作りのプレゼントとして子供たちは今年、新聞とトイレットぺーパーを固めて作った動物の置物を作り、合唱の後、「ありがとう」の言葉と共にそれぞれにプレゼントが手渡された。

 夕食は、生徒と教師たちが調理した料理を用意。普段あまり口にしない料理で日本ではなじみの料理をと毎年趣向を凝らせており、今年はかやくご飯、チキンのホイル焼き、ポトフなど5種類の料理が卓上を彩った。会場では父母、会員など皆が交じり談笑しながら、生徒たちの手料理を食べた。後片付けも含め、最初から最後まで生徒たちが行い、まさに生徒たちだけによる手作りの発表会であった。 

 教師からは、「準備は大変だが、父母をはじめこれだけ多くの方々が見に来てくれて喜んでくれるのが嬉しい。今年は、片岡さんのおかげで合唱や合奏はとても上手にでき、生徒代表のあいさつや料理などに対して色々な方にお褒めの言葉も頂き、素晴らしい発表会になった」と喜びと安堵の声が聞かれた。

2010年5月27日付

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