月平均100人が拘束 不法入国試みた伯国人=米国

 米シラキュース大学が米国国境パトロール部門から収集した過去7カ月間の公式データによると、メキシコ国境に沿って米国に不法入国を試み、当局に拘束されたブラジル人の数は月平均で100人に上っている。4月には130人が拘束されており、子供はそのうち2人のみだったという。フォーリャ紙が6日付で伝えた。

 米国に不法に入国しようとするブラジル人の数は、1カ月間に328人が拘束された2年前の2016年4月と比べると減少している。同年11月には、拘束者数はピークの509人に達した。

 拘束されたブラジル人の多くは、米国政府により国外退去措置が採られている。行政手続きによる国外退去の場合、司法手続きを経る必要がない。オバマ前政権以来この方式が利用されている。

 国境管理データの集計プロジェクト「Trac」のコーディネーター、スーザン・ロング教授は、「移民をすみやかに拘束または送還する事は公式な政策となっている」と述べている。

 一方、移民者の中には、ブラジルに戻ると命が脅かされると訴えて庇護を求めるブラジル人達もいるという。過去数カ月間における国外退去のケースのうち、半数以上が庇護を求めたといい、この場合は、米国での拘束期間が延長される事が多くなっている。

 こうしたケースは、米国当局によって審査される必要があり、移民者との面接の後に、強制送還するか米国での庇護を許可するかどうかが決定される事になる。

 庇護の行政プロセスを開始する事ができたブラジル人の統計はないというものの、弁護士によれば、ブラジル人に対して認められる事は稀であり、審判では全体の2%を超えないという。

 国境で拘束されたブラジル人が全体に占める割合は小さい。今年4月の場合、拘束された3万8000人の全外国人のわずか0.3%のみとなっている。メキシコ人、グアテマラ、サルバドル人と比べてはるかに少なく、不法入国で拘束されたこれら3カ国の国籍者の総数は月約3万人に達している。

 ブラジル人の場合、そのほとんどはメキシコ東部国境のグランデ川から入国を試みたケースとなっている。過去数年間には、そこから流入する不法移民が増加しているという。

 このデータには、出入国管理事務所で公式に庇護申請を行ったブラジル人は含まれていない。また、米当局に拘束されずに入国したブラジル人も含まれてはいない。

2018年7月13日付

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