木材保管の違法認可を捜査 Ibama職員が関与の疑い=連邦警察

 サンパウロ州連邦警察はブラジル環境・再生可能天然資源院(Ibama)と共同で、この業界で「パチオ」と呼ばれる木材保管所の認可にからむ不正の疑いで強制捜査を実行した。捜査対象となった保管所は、違法に伐採された木材の出所をごまかし、Ibamaの不正管理システムを操作するために利用されていたとみられる。国内メディアが同日付で伝えた。

 同日の作戦では、サンパウロ州バウルー第3連邦裁判所から発行された13通の一時勾留令状と、9通の捜索・押収令状が執行された。これらの令状は、サンパウロ市とサンベルナルド・ド・カンポ市、オザスコ市、チエテー市、そしてピラシカバ市で執行された。

 北部地方から到着した木材は、Ibamaにより承認されているエリアに保管される必要がある。この規定を迂回、またはこれらの木材を受け入れる事ができないエリアを合法化するために、木材業者が環境ライセンス分野のコンサルタント企業に相談し、これらのコンサルタント企業が保管所として利用できないエリアを合法化してもらうため、Ibamaの監査官に賄賂を支払っていた疑いが調べられている。

 同件の捜査は、1人のIbama職員の関与が疑われる犯罪の仕組みに関する報告書が、Ibamaから連邦警察に送付された後、バウルーの連邦警察署と共に2016年5月に開始された。

 捜査によると、関与が疑われるIbama職員は、木材分野の企業と協力しているコンサルタント会社や仲介業者と共謀し、監査を回避するためにSISDOFと呼ばれるIbamaのシステムにおいて木材会社の倉庫許可に関連した行為にかかわり、賄賂を受け取っていた疑いがもたれている。

 容疑グループの活動のためだけに使用された架空の「パチオ」が認可されていた形跡も確認されている。現在までに、この職員により約8000立法メートル分の架空の木材保管が認可されている。この量は、木材を積んだ325台分のトラックに相当するという。今回の作戦で押収した資料により、公的財産と環境に対する損害の程度を確認する事ができるという。

 捜査対象者は、犯罪への関与度に応じて、犯罪組織形成、文書偽造、公的情報システムへの虚偽データ挿入、贈収賄、データ守秘不履行などの容疑で起訴される見通しとなっている。

2018年5月26日付

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