東北伯の犯罪が急増 麻薬取引の若者らが関係

南伯からの強盗犯の移住も原因

東北伯地方では過去10年間で住民の所得向上と経済発展を遂げてきたが、それに伴って犯罪数も大幅に増加している。東北伯の各州は、伯国内の殺人事件数と盗難事件数の両方で上位を占めているというデータが示された。24日付エスタード紙が報じた。

この調査結果は、各州の保安局から提出された2010年度の犯罪情報を基に、法務局の協力により23日に発行された「伯国治安フォーラム年鑑」に記載されている。

人口10万人当たりの殺人事件数が30件以上となっている割合を州ごとに順位付けすると、上位10州のうち東北伯の州は6州を占めている。ランキング上位3州はアラゴアス州(68.2%)、パライバ州(38.2%)、ペルナンブコ州(36.4%)で、さらに5位のセルジッペ(33.8%)、7位バイア州(31.7%)、9位セアラー州(31.2%)と続いている。

アラゴアス州社会防衛局のダリオ・セザル大佐は、「殺人事件の犠牲者の大半は若者たちだ」と警告を発している。若者が麻薬の世界に足を踏み入れる年齢が下がってきており、麻薬を購入する金がないために命を犠牲にしているという。

また、金融機関への強盗事件数ではバイア州が10年度に249件(前年比186%増)を記録し、経済の中心地である聖州を初めて上回った。

このほか、人口10万人当たりの窃盗事件数で比較すると、セルジッペ州(988件)が、ブラジリア連邦直轄区(1032件)に次いで2位にランクインしていることも明らかになった。セルジッペ州市民警察特別捜査センターのエベルトン・ドス・サントス司令官は、「携帯電話や財布を奪う窃盗事件のほか、バス内で30レアル前後の現金を奪うなど、小額の強盗事件が増えている」と述べている。

サントス司令官によれば、こうした事件のほとんどは麻薬の取引と関連しており、特にクラック絡みの事件が多いという。しかし、麻薬の取り締まりと武器撲滅条例の効果により、全国的に犯罪数は減少傾向にあると考えられている。

一方、パライーバ州カンピーナ・グランデ国立総合大学(UFCG)のジョゼ・マリア・ノブレガ教授は、かつて南伯に住んでいた強盗犯らが東北伯に移り住んだことが事件増加の原因になっていると指摘し、「南伯の強盗に対する政策の引き締めにより、取り締まりの弱い東北伯への移住につながった」と説明している。

2011年11月26日付

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