栄養失調の先住民ワラオ族 清涼飲料水の飲みすぎが原因か

 ベネズエラに住む先住民ワラオ族の人たちが、ブラジルに越境してブラジル北部に急増しているが、清涼飲料水の飲みすぎが原因で栄養失調や下痢、他の合併症など深刻な健康問題や食糧問題に直面している。17日付グローボが報じた。

 ブラジルに住み着いたワラオ族は、飢えから逃れるためブラジルに移住してきた。特に昨年は、ロライマ州の国境から大量に入国している。入国する目的の一つは、ベネズエラの政治的及び経済的な危機で食料を確保するのが困難だからだ。

 当初は、ボア・ビスタ市やパラカイマ市など、ロライマ州の各市で数百人が避難生活を送っていたが、アマゾナス州にも避難民が住みつきつつある。

 中には、ベレン市やサンタレン市などパラー州の都市にも流入している。麻薬密売や売春の盛んな地域で避難生活を送っているという。

 連邦検察庁(MPF)によると、その子供たちは食料品に事欠き、食しているものも質が悪く、子供たちは深刻な栄養失調に直面している。

 同庁は、マナウス市やベレン市で、健康問題で死亡したケースもあると報告している。

 一方、このグループに同行し世話している市役所職員は、別の複雑な問題に直面している。それは彼らが大量に清涼飲料水を消費することを危惧している。職員は、清涼飲料水の飲みすぎにより下痢になっていると考えているからだ。

 BBCブラジルは、ベレン中心部で生活する44人のワラオ族のグループに同行した。その内の23人は子供だった。このグループは、自分たちの言葉しか話さず、スペイン語もポルトガル語もできないため、コミュニケーションをとるのはかなり難しかった。

 実際に子供たちは、僅かな時間にかなりの量の清涼飲料水を飲んだ。乳児でさえ、清涼飲料水の入った哺乳瓶を持っていた。先住民は、少しのお金が手に入ると、ベレン市内中心部のベール・オ・ペーゾ市場の屋台で清涼飲料水を購入している。

 この部族に同行するリタ・ロドリゲス心理学者は、「この44人は1日に20リットルの清涼飲料水を飲んでいる。子供が健康を害するので、清涼飲料水を飲ませないよう親を説得しているが、この習慣がもう身に付いてしまっている。彼らは一日中飲んでいる」と指摘している。

2017年10月20日付け

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