橋幸夫さん一行が到着 5日の公演チケットは完売

橋幸夫さん一行が到着 5日の公演チケットは完売
橋さんとシューベルトさん(左から)

日系社会に感謝と尊敬を表し

 5日正午と午後3時から行われるチャリティーコンサートに出演するため、日本から歌手の橋幸夫さん一行が2日に来伯し、3日午前10時からサンパウロ市ジャルジン区のチボリホテルで記者会見を行った。会見には今回のコンサートを主催するWILLコーポレーションの大倉満会長と中井良昇社長、前座をつとめる歌手のシューベルトまつださんも出席。コンサートの企画構成を行う藤瀬圭子事務所の藤瀬さんが司会を務め、和やかな雰囲気の中、それぞれ公演への思いを語った。

 はじめに藤瀬さんから、今公演のチケットが完売になったことが発表された。「これは、橋さんの人気が日本の反対にあるブラジルで根強いということ。私たち運営側も一致団結して公演を成功させたい」と話した。

 今公演は主催のWILLコーポレーションがブラジルでの事業展開調査ため来伯した際、日系社会の歴史を知り、感銘を受けたことがきっかけ。現地視察を行った中井社長は「企業として日系社会に貢献する以外にも感謝の気持ちを表したかった」と話し、打ち合わせを重ねる中で日系社会で絶大な人気を誇る橋さんを招待することが決定。収益はすべて寄付することになった。「感謝の気持ちを忘れず、今年だけでなく来年以降も開催できるよう頑張りたい」と中井社長は今後も継続していく意向を示した。

 橋さんの来伯は今回で3回目。単独公演としては40年ぶりとなる。記者会見会場に当時のパンフレットを持参した橋さんは、「私も若く、まだ30代だった。初めてのブラジルは楽しかった記憶がある」と振り返った。27年前の大晦日には、NHK紅白歌合戦初の衛星中継の出演者として、日系人歌手のマルシアさんと代表曲「いつでも夢を」を披露。前日に到着し、翌日には帰国する慌しい日程だったと話した。

 橋さんは「あれから27年が経ち、WILLコーポレーションという素晴らしい会社や実行委員の素晴らしい人たちの協力で今回の公演が実現した。いまだにブラジルの皆さんから呼んでもらえるのはとても嬉しいこと」と喜び、「(1978年の)移民70周年公演で日系人の歴史を知った。ハワイ公演も多くやったが、あちらでも日系人がたくさんいて頑張っている。我々の大先輩が築き上げた日系社会に対し、感謝と尊敬の気持ちでいっぱい。少し時差ぼけがあるが、今晩はしっかり休んで公演に備えたい」と引き締まった表情で語った。

 前座公演を行うシューベルトまつださんは、スペイン語とポルトガル語を混ぜたあいさつで自己紹介。「橋さんの公演に参加できて光栄。ブラジルには沖縄の人が多いと聞いている」と話し、持参した三線で一曲披露した。

 当日の橋さんの公演では「霧氷」や「いつでも夢を」などの代表曲はもちろん、股旅ものの曲など全18曲が歌われる予定。公演終盤には紋付袴(もんつきはかま)を着用し、久しぶりの股旅ものとなる新曲「ちゃっきり茶太郎」も披露される。

 橋さんは、イビラプエラ公園の開拓先亡者慰霊碑などを訪問し、5日の公演の後、6日に帰国する。

2017年3月4日付

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