殺人が2年前の3倍に 背景に犯罪組織間の争い=フロリアノーポリス

 サンタカタリーナ州政府が公表したデータにより、州都フロリアノーポリスで2017年の最初の3カ月間に記録された殺人事件数が15年の同時期と比べて約3倍に増加していることが明らかになった。当局ではこの増加について、対立する2つの犯罪組織間の争いが背景にあるとの見方を示している。UOLサイトが8日付で伝えた。

 報道によれば同州では、サンパウロ州を本拠地とする州都第一コマンド(PCC)と、リオのコマンド・ベルメーリョと関係のある同州の州都第一グループ(PGC)が対立しているという。

 同州政府のデータによると、17年の1月1日から4月6日の間に、州都フロリアノーポリスで記録された殺人は59件となっている。15年と16年の同時期には、それぞれ17件、26件が記録されている事から、2年間でほぼ200%増となっている。

 同市文民警察殺人課のマットス署長は、殺人事件の少なくとも半数がこの2組織の争いに起因しているとの見方を示している。

 PGCは03年3月に、同州サンペドロ・デ・アルカンタラ刑務所内で創設されたという。文民警察の犯罪捜査部局によれば、PGCは刑務所内での抑圧に対抗して結成されたが、急速に麻薬密売にその活動を広げていったという。12年9月から翌年3月にかけては、サンペドロ・デ・アルカンタラ刑務所内のPGCのリーダーによる命令で、38日間にわたって公共の建物やバス、治安職員への攻撃が行なわれている。

 この攻撃の波はさらに激化していったが、同州にPCCが入り込む事により、間接的に収束していった。またPGCの多くのリーダーが逮捕され、連邦刑務所で隔離された事もその要因となったという。

 サンパウロ州プレジデンテ・プルデンテの文民警察組織犯罪抑止特別行動グループ(Gaeco)のガキヤ検察官は、「リーダー達の逮捕により、街の指揮役は経験がなく、より暴力的な、いわゆる無分別な若い犯罪者達で占められるようになった。内部抗争も生じたため、組織の弱体化につながっている。こうした混乱により、PCCが入り込む隙間ができてしまった」と説明している。

 PCCは同州に進出して以来、州内での活動を拡大しているという。特に観光の中心であり、国内における1人あたりの収入が最も高い都市の一つであるフロリアノーポリス市での、高収益となる麻薬密売を主要な狙いにしているという。

2017年4月18日付け

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