殺人事件率は世界で9位 10万人あたり30.5人

 世界保健機関(WHO)が死亡原因に関して行った年次調査によれば、ブラジルの殺人発生率は10万人あたり30.5人で、世界で9番目に高くなっている。エスタード紙電子版が17日付で伝えた。

 2012年には、この割合は10万人あたり32.4人だった。ブラジルにおける殺人発生率は若干減少しているが、上位の国から抜け出すには不十分だと指摘されている。

 現在、最も殺人発生率の高い国はホンジュラスで、10万人あたり85.7人となっている。上位10カ国はすべて米州諸国で、2位以下はエルサルバドル、ベネズエラ、コロンビア、ベリーズと続いている。

 WHOのアナリスト、コリン・マザーズ氏は、「南米における発生率は、実質的にそれ以外の地域よりも高い」と述べている。同氏によると、世界の殺人の25%が、武器や麻薬のアクセスが容易で、社会的不平等が生じている地域で発生しているという。

 WHOによると、15年には全世界で約46万8000人が殺害されており、その80%は男性だという。地域別では南米の男性の殺害率が最も高く、10万人あたりで32・9人となっている。この割合は、太平洋地域における殺人発生率の12倍となっている。

 00年から15年の間に、WHOは世界における殺人発生率が19%減少したと推定している。しかし、いまだに殺人は死亡原因の10%を占めている。

 12年にWHOは、武器へのアクセスが殺人発生率上昇の要因の一つだと指摘している。このデータでは、殺人の半数が銃器によるものであることが示されている。女性の場合、殺人の38%は自身のパートナーが加害者となっているという。

 このデータでは、15年の殺人による死亡者数が、戦争での死者数よりも3倍多かった事を明らかにしている。WHOによると、この年に15万2000人が紛争で命を落としており、この年の全死者数の0・3%に相当しているという。

2017年5月24日付

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