毎週のおたのしみ 石井晴子

毎週のおたのしみ 石井晴子
バチ・パポで(右側が石井さん)

 毎週月曜の午前中、アナ・ローザにあるブラジル日本語センターに行くことから私の一週間が楽しく始まります。友人が始めた日本語学習者と日本語で会話するサークル「バチ・パポ にほんごではなそう会」に参加するためです。
 
 この会は、一昨年、友人が日本語センターのご協力を頂いて創めた会ですが、その友人はメキシコへご主人の転勤で行ってしまい、今は私を含め4人で取りまとめをしながら行っています。ボランティアは、駐在夫人を中心にUSPに留学している学生さんなど30人ほどの登録があり、25人前後の日本語学習者の参加者と少数で会話をして、生の日本語に触れてもらっています。会話の前後には、日本の習慣や生活、地域などについて紹介したり、ゲームをしたりして、勉強ではなく、いろいろな日本を知ってもらえる会を目指しています。ボランティアは日本語ネイティブであればいいので、ただ日本人だということだけで喜んでもらえるという、とてもハードルの低いボランティアです。

 サンパウロにはたくさんの日系ブラジル人がいらっしゃるので、日系の参加者はもちろん多いのですが、非日系で日本語を独学で勉強している参加者も何人も来てくれます。そしてそのレベルの高さにびっくり。マニアックな日本の知識のある人もたくさん。逆に、ほとんど話せなかったのに、毎週参加してくれて、見違えるほど話せるようになる人もいて、とても嬉しく、自分のポルトガル語の上達の遅さを反省させられます。

 私の楽しみは、フリートークでブラジルのことを教えてもらうこと。そしてその人自身を知ること。多分ほかのボランティアも同じではないかと思います。駐在生活では、ブラジル人の友人ができづらいので、私としても生のブラジル人と触れる貴重な機会です。

 私のブラジル生活はあと残り7か月余りですが、日本に帰ってもバチ・パポのお友達が来てくれるのが楽しみです。タイのバンコクに駐在していた時は、日本人学校のタイ人ママのサポートをするボランティアをしていましたが、駐在先で日本人であることを生かしたボランティアができたことは、私の海外生活の中でとても大切な部分を占めています。当地の言葉や文化、歴史を知ることも私なりにやってきましたが、同時にボランティアを通じて、他者を知ることが自分を知る、日本を知ることにもつながりました。この会をつくった友人の行動力と、すべての出会いに感謝するばかりです。

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