民間所有機で家族とバイーアへ 副大統領在任中の11年に=テメル大統領

 テメル大統領が副大統領在任中の2011年に、家族をサンパウロからバイーア州まで連れて行くために民間所有の小型ジェット機を利用したとの情報が国内メディアで報じられた。報道によれば、この小型機は、食肉加工大手JBS社オーナーのジョエズレイ・バチスタ氏が所有するものだった可能性があるという。

 JBS社と親会社J&Fは国営石油ペトロブラスにからむ汚職捜査「ラバ・ジャット作戦」を含む複数の案件で捜査対象となっている。同社幹部は検察に対して司法取引証言を行い、最高裁のファキン判事に承認されている。テメル大統領は現在、バチスタ氏が録音し検察に提出した大統領との会話の内容に基づき、司法妨害、汚職などの疑いで最高裁の捜査対象となっている。

 今回の件は、バチスタ氏の証言の内容と関連したもので、ニュースサイト「アンタゴニスタ」の報道に続き、各メディアが伝えた。報道によればバチスタ氏は検察に対し、テメル氏と夫人が、テメル氏の副大統領就任間もない11年1月に、バチスタ氏の小型機で旅行をしたと証言したという。バチスタ氏はあわせて、「テメル氏一家」と記載された飛行日の搭乗記録も提出している。

 大統領府は7日に出した声明で、大統領が民間所有の航空機で11年1月12日に、家族を連れていくためサンパウロ市からバイーア州コマンダトゥーバへ移動し、そのまま副大統領職務の予定のためブラジリアへ向かったことを確認した。テメル氏の家族は同月14日に「同じ輸送手段を利用して」サンパウロに戻ったという。声明では、テメル氏はその飛行機が誰に属しているか知らず、移動のサービスに対する支払いは行っていないと説明されている。同飛行は当日の副大統領の公式日程には記録されていなかったという。

 最初の報道の後の6日の時点では、大統領府は、テメル氏がコマンダトゥーバへ行ったのは同年4月で、空軍機で移動したと説明していた。その後、同日の飛行について分かったとしている。

 一方、8日付フォーリャ紙によれば、バチスタ氏は、同氏がテメル氏一家を迎えるため機内に花を用意したことに対し、テメル氏から感謝を伝える電話を受けたと話しているという。

2017年6月9日付

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