汚職捜査前進か ルーラ前大統領の子息

汚職捜査前進か ルーラ前大統領の子息
連警は今年3月26日から「ゼロテス作戦」を展開している(Foto: Polícia Federal Brasília)

自動車業界優遇措置めぐる汚職で捜査

 連邦警察は26日、国税庁の税務管理審議会(CARF)の汚職捜査「ゼロテス作戦」(Operação Zelotes)の第3弾を実施。自動車メーカーにとって有利な暫定措置の実施に絡む贈収賄の一連の流れを解明するため、ルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シルバ前大統領の子息であるルイス・クラウヂオ・ルーラ・ダ・シルバ氏の事務所などを捜索した。伯メディアが同日付で伝えた。

 ルイス・クラウヂオ氏が持つ会社の一つであるLFTスポーツ・マーケティング社(LFT Marketing Esportivo)は、ルーラ政権時代に暫定措置471号の交渉及び承認にかかわったとして調べられているロビイストの1人、マウロ・マルコンデス氏から金を受け取っている。この暫定措置は自動車産業に対する税制優遇措置を延長するものだった。スポーツイベント企画会社、タッチダウン社(Touchdown Promoção de Eventos Esportivos)のオーナーでもあるルイス・クラウヂオ氏は、この240万レアル(約7200万円)の受け取りを認めている。

 ルイス・クラウヂオ氏はこの金について、マウロ氏が所有するマルコンデス・マウトニ社が扱っているスポーツ部門でのプロジェクト開発費用だと主張している。しかし、どのようなサービスが提供されたのか、詳細は一切明らかにしていない。

 新たな段階に入った同作戦では、連邦警察の捜査官らは自動車部門の企業にとって有利な暫定措置を「買収する」ために行われたロビー活動や汚職の枠組みについて調べを進めている。

 この日は約100人の捜査官らが、ブラジリア連邦直轄区及びサンパウロ、ピアウイー、マラニョン各州の裁判所から発行された逮捕状6件、捜索・押収令状18件、そして強制連行令状9件を執行。「APS」という名で知られているロビイストのアレシャンドレ・パエス・ドス・サントス氏がこの暫定措置の交渉にかかわった容疑者の一人として逮捕されたほか、税務管理審議会の元顧問、ジョゼ・リカルド・ダ・シルバ氏もブラジリアの自宅で逮捕された。また、コンサルタントのマウロ・マルコンデス氏に対する捜索令状も執行された。スバル(SUBARU)や現代自動車(Hyundai)の販売を手がけるカオア社(CAOA)のオーナー、カルロス・アルベルト・オリベイラ・アンドラーデ氏は、強制連行の対象となった。

2015年10月28日付

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