沖縄県人移民110周年記念 開拓先亡者追悼慰霊法要

沖縄県人移民110周年記念 開拓先亡者追悼慰霊法要
開拓先亡者を思い祈りを捧げる来場者ら

◆180人が先人を弔い

 沖縄県人会(島袋栄喜会長)による同県人移民110周年記念祝典(上原テーリオ実行委員長)の一環で、4日午前10時からサンパウロ市リベルダーデ区の同県人会館で開拓先亡者追悼慰霊法要が執り行われた。当日は約180人が来場し、苦難の中で開拓した先人を弔った。

 開会の辞で追悼慰霊法要実行委員長の高安宏治氏は、「2世、3世、4世は、先人から学んだウチナーンチュの心を受け継ぎ、あらゆる分野で活躍している」とし、「努力を可能にしているのは、『イチャリバチョーデー(一度会ったら皆兄弟)』『ユイマール(相互補助、助け合い)』の精神のお陰。今後も、全会員で協力をしていきましょう」とさらなる団結を呼びかけた。

 続いて、城間セルソ明秀さんが司会を務め、『献楽の儀』『献花の儀』『献茶の儀』など琉球文化独特の儀式が執り行われた。『献楽の儀』は、野村流音楽協会ブラジル支部と野村流古典音楽保存ブラジル支部の三線の演奏、琉球箏曲興陽会ブラジル支部と琉球箏曲保存会ブラジル支部の琉球箏の演奏、『献花の儀』で池坊などが献花し、『献茶の儀』として琉球ぶくぶく茶道ブラジル支部が献茶を行った。

 追悼の辞では島袋会長が献花した位牌まで進み、「先人は沖縄県独特の文化を遺産として残してくれた。この文化に誇りを持って一層努力していく」と感謝の思いを述べつつ、文化の継承に尽力することを誓った。

 続いて、母県の富川盛武副知事が「今日の繁栄が改めて続くことを願う」と述べ、新里米吉県会議長は「海外最大の県人会をもたらした先人に感謝の意を表する」と先人を讃えた。

 その後、モンジャ・コウエン道師の読経により、参加者全員が手を合わせ、一人一人が焼香を行った。

 焼香後、コウエン道師が日ポ両語で法話を行い、「今回は来伯する際に、船の中で亡くなった人たちも初めて追悼した」とし、「沖縄の人たちは、我慢することで厳しい生活を乗り越えた。この精神は大事。現在までの素晴らしい文化に感謝し、先祖を忘れないでください」と会場へ語りかけた。

2018年8月17日付

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