流れ弾による被害続く 年初から632人、67人死亡=リオ州

流れ弾による被害続く 年初から632人、67人死亡=リオ州
NGO団体がリオ市コパカバーナ海岸で実施した、流れ弾により死亡した少年少女を追悼する行動(Foto: Tomaz Silva / Agência Brasil)

 リオ・デ・ジャネイロ州文民警察のデータによると、今年1月から7月2日までに、同州内で流れ弾に当たって負傷した市民の数は632人に上っている。1日平均3人以上、つまり7時間に1人の割合となっており、このうちの少なくとも67人が死亡したという。エストラ紙やオ・グロボ紙が6日付電子版で伝えている。

 この統計は、文民警察により「流れ弾の被害者」のケースとして分類された事件記録に基づいている。リオ州政府が流れ弾による被害者をカウントする方法に不備が見つかった2015年7月から行われており、現在は、射撃手の標的でなかった人が、銃器から発射された銃弾が当たった場合、流れ弾の被害者として集計されているという。

 この調査では、貧困層の多い地区でこうした暴力がより多く発生している事が示されている。件数が最も多いのはリオ市北部で、145人が流れ弾により負傷している。同期間に、市西部では59人の被害者が出ている。

 リオ市外では、バイシャーダ・フルミネンセ地域で154件が記録されており、州内の地域別で最も多くなっている。

 公共保安研究所のアナ・パウラ・ミランダ元所長は、こうした流れ弾の被害者の数は、公共保安政策がリオ市の最も貧しい地域での対決に向けられていることを示していると指摘している。

 14歳のサマラ・ゴンサルベスさんは5日、ベルフォルド・ロッショ地区の学校の校庭にいた時に流れ弾を受け、肺に穴が開いた。軍警察によると、流れ弾を受けた時には、「コレジャン」コミュニティーと「パルケ・フロレスタ」コミュニティーを支配するグループの対立により、学校から離れた場所で銃撃戦が発生していた。警察が現場に到着した時、既にサマラさんは負傷していたという。

 また4日には、10歳の少女がコンプレクソ・ド・リンスのコミュニティーの自宅で頭に流れ弾を受けて死亡する事件も起きている。

 被害者の急増を受けて、ロベルト・サー同州公共保安局長は、州の警察による作戦に関連した内部規定を変更する作業グループの創設を決定している。同局長はまた、警察が作戦単位ごとに管理報告と銃器の使用に関する情報を公共保安局に送付する事も定めている。

2017年7月8日付

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