流通食料品の農薬調査 禁止物質・基準超過が3割=聖州

 国家サニタリー監督庁(Anvisa)が、2014年に聖州で行った食料品バスケットの主要品目に関するサンプリング調査によると、31%の品目で、禁止されている農薬あるいは基準以上の農薬が含有されていたという。4日付フォーリャ紙(電子版)が報じた。

 この分析結果は、国内で生産・販売されている生鮮食品の品質管理に落ち度がある事を示している。

 サンパウロ(聖)市の聖州食糧保管センター公社(Ceagesp、通称セアザ)は南米最大の商業食料倉庫で、現在国内で生産される全ての食料品の約30%が流通している。農務省の報告によると、昨年度中に行われた調査では、検査用のサンプルとして採取されたのはバナナ2本だけだったという。

 セアザ内の販売店で毎週野菜を販売する男性店主(39)は、「ここで働いて20年になるが、管理は行われていないし、一度も見た事がない」と述べている。

 この巨大な倉庫から、市内や内陸部の幾つかの都市、さらに他州のスーパーや市場に品物が搬送されている。

 4年前からここで買い物をする主婦(29)は、「品質の管理が不足しているのは残念だ」と語った。

 ブラジルは広大な食料生産国ゆえに、世界最大の農薬消費国の一つとなっている。国内で使用されている物質の中には潜在的な発がん性物質が含まれているものがあるため、その一部は欧州連合や中国、インドなどの国では禁止されているという。

 健康上のリスクは、皮膚や眼への刺激、呼吸困難、先天性奇形、ホルモンや免疫系への影響、がんなどが挙げられている。

 影響を最小限に抑えるためには、食品を良く水で洗う事が勧められているものの、農薬の全ての残留物質を取り除く事は出来ないという。

2015年10月10日付

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