物議呼ぶゲイパレード

 半裸の聖人画像で批判殺到 パレード中に集団強盗も発生か

聖市パウリスタ大通りで26日、第15回「ゲイパレード」が開催され、約400万人の人出で賑わったが、その際に行われたコンドーム使用キャンペーンで聖人の半裸画像が使用され、物議を呼んでいる。27日付エスタード紙が報じた。

「聖人もあなたを保護しない」「コンドームを使おう」などのメッセージが、聖セバスチャンや洗礼者ヨハネといった12人の聖人の半裸画像とともに印刷され、計170枚のポスターが大通り沿いの電信柱に張られた。同パレード主催者のイデラルド・ベルトラメ会長は、「すべての団体が宗教にとらわれず、性行為感染症(DST)予防のための戦いに参加する必要があることを理解してもらいたかった。エイズに宗教はない」と主張する。
また主催者側は、「互いに愛し合いなさい」というスローガンを掲げ、同性愛者への批判を強めている宗教団体、特にカトリック教会に対して同性愛を認めるようアピールを行った。

しかしこの点においては、パレードに加わった福音主義教会の意見は様々。新世界使徒教会のアンドレア・ゴメス牧師(36)は、「聖人を象徴するために半裸の男性の画像を使う必要はなかった。キャンペーンをしてもいいが、神様に関することは含めないで」と批判する。
サンパウロ大司教のD・オジロ・ペドロ・シェラー枢機卿は、問題のポスターに関して「残念であるとともに、堕落しており不敬にあたる」とコメント。さらに、イベント主催側が聖人画像を「手段的に使用」したことにより、「カトリック教会の感情が害された」と述べている。
また同枢機卿は、パレードのスローガンとして選ばれた「互いに愛し合いなさい」というカトリックの聖句に関して、「これは文脈を無視した間違った聖句の使用法である」と指摘している。

◆パレード中に集団強盗

また、一部の参加者らは、パレード中に集 団強盗の被害に遭ったことを報告している。しかし軍警察側は、午後7時までは強盗被害に関する届けがなかったと否定。被害に遭った参加者の一人は、「アウ グスタ街で強盗犯に携帯電話と書類と200レアルが入っていた財布を盗られた」と証言している。
軍警は、集団強盗の発生は否定しているものの 20件の盗難事件を受理し、4人の容疑者を逮捕している。盗難届の提出を諦めた被害者が多かったため、実際はもっと多くの事件が起こっていたのではという 見方もある。病院などの診療所ではパレード中に500人が受診しており、その大半は泥酔状態によるものだったという。

2011年6月29日付

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