男子バレー マリンガ、SESIに敗退 日本人の福澤選手が出場活躍も

男子バレー マリンガ、SESIに敗退 日本人の福澤選手が出場活躍も
試合会場で荻野氏(左)と福澤選手

聖市在住の日本人たちが熱い声援

 【既報関連】日本人バレーボール選手の福澤達哉選手(29、京都)が所属するブラジル男子プロバレーボールチーム「コペル・テレコム・マリンガ」とサンパウロ(聖)市のチーム「SESI」の試合が、16日午後9時半から聖市ビラ・レオポルジーナ区のビラ・レオポルジーナ体育館で行われた。SESIには現在、北京オリンピック出場時の元全日本キャプテン、荻野正二氏(46、福井)がコーチ研修で派遣されており、福澤選手とは全日本の先輩後輩の間柄となる。両氏は北京五輪にチームの主力として共に出場。当日は荻野氏が見守る中の試合となった。会場には福澤選手を応援する多くの聖市在住日本人らも駆けつけ、熱い声援を送った。

 会場前では入場時間前から各種催しが行われ、訪れたファンを楽しませていた。足立夏希(28、千葉)・麻依(26、長野)夫妻は開場4時間半前に到着したという気合の入りよう。麻依さんは日本在住時に男子バレーボールの試合観戦によく通っていたそうで、「ブラジルでバレーボールの試合を観るのは初めて。日本より迫力があるだろうから、すごく楽しみ」と目を輝かせた。また敷地内で偶然出会った荻野氏からサインをもらえたそうで、「すごく嬉しかった。福澤選手の応援に来たが、SESIの応援に傾きそう」と話した。

 福澤選手の所属するマリンガは現在12チーム中、11位。対するSESIは3位につけており、格上との対戦となる。

 福澤選手は開幕試合から先発で出場し、一時は得点ランキングで首位になるなど活躍を見せていたが、同ポジションのデイヴィッド選手が怪我から復帰し、10試合目からは控えに回っている。

 1セット目はマリンガが先取するも福澤選手の出番はなし。2セット目、19―13とSESIが抜けだしたところで福澤選手がコートに入った。入ってすぐサーブレシーブから得点を決めるが、点差は中々縮まらない。SESIがマッチポイントを取った後、福澤選手が1点決めるが、SESIがそのまま逃げ切った。

 3セット目はマリンガが試合を終始リードするもSESIに追いつかれ、デュースからSESIがセットを取った。

 マリンガには後がない4セット目、9―5の劣勢になったところで福澤選手が投入される。最初のスパイクは拾われるが「vamo、vamo!」と声を出し、バックアタックとレフトからの強打を決め得点。その後、福澤選手の強打と軟打を織り交ぜた攻撃は拾われるも相手のレシーブを乱し、ブロックでの得点につなげた。しかし、SESIのリードは変わらず、4セット目も奪われ、セット数1―3でマリンガは敗れた。

 試合後福澤選手は「試合に出るチャンスをもらったが、上手くアピールできないと先発には戻れない。チームの調子が良いので、出たら少しでも長く出られるように頑張りたい」と試合を振り返った。

 試合を観ていた荻野氏は「もう少し出てくれたらと思ったが、チームの調子が良かったので仕方ない。控えから出るのも彼には良い経験になると思う」と語った。

 初めてのバレーボール観戦という天野秀哉さん(39、兵庫)は「観ていてすごく楽しい試合だった。福澤選手は出れば点を決めていた。世界レベルの選手のスパイクを見られて大満足」と興奮した様子で語った。

 福澤選手のファンだという田中さやかさん(29、岐阜)は「接戦が続き見応えある試合だった。福澤選手の活躍は同じ日本人としても嬉しい。試合後にあいさつした時も優しく対応してくれ、ますますファンになった」と笑顔を見せた。

2016年1月23日付

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