【2016年新春特集】皇室ご一家の忙しい一年

皇室ご一家の忙しい1年
皇室御一家(御所にて)【写真提供:宮内庁】

皇室ご一家の忙しい1年
御所にて【写真提供:宮内庁】
 天皇、皇后両陛下を中心とするご一家は、元日の新年の祝賀行事から始まる各種行事、外国訪問、地方のご訪問とまさに席を温める暇もないほど忙しい1年を過ごされる。

 天皇、皇后両陛下は、全国戦没者追悼式、日本学士院授賞式・日本芸術院授賞式、全国植樹祭、国民体育大会、豊かな海作り大会などのご公務が目白押しである。ご公務出席のため地方を訪問された折は、福祉、文化、産業施設などもご訪問になり、関係者を激励されるのが常である。

 両陛下は東京都内などのご公務の場合は、御料車と呼ばれる専用車をご利用になる。御料車は現在2台あり、一つは皇室専用のナンバー、もう1台は品川ナンバーになっている。国会開会式などの公式行事ご出席には皇ナンバーを、その他の行事には品川ナンバーの御料車を使用される。皇ナンバーの御料車は、センチュリーロイヤル(トヨタ)で、トヨタ・センチュリーをベースとした特別仕様車。センチュリーは五人乗りだが、八人乗りに改造され、大型化された窓は防弾ガラス、天井に和紙、後部座席に毛織物、乗降ステップに御影石が使用されている。

 ご公務の合間に天皇陛下はハゼの研究に励まれ、皇后陛下は文学、音楽に勤(いそ)しまれている。天皇陛下はこれまで、研究の成果を28編の論文にまとめ、学会誌などに発表された。皇后陛下は絵本「はじめてのやまのぼり」を出版、その絵本は英語、ポルトガル語など5カ国語に翻訳されている。

 皇太子ご夫妻も両陛下に劣らずお忙しい1年を過ごされる。国内での各訪問者とのご接見、各地の視察の他、海外へもお出かけになる。昨年はご夫妻でトンガ王国、皇太子様一人でサウジアラビア、アメリカをご訪問になった。

 皇太子殿下のご公務は、外国へ赴任する日本大使夫妻や離任の駐日大使夫妻はじめ内外の要人、外国から来日中の研修団や国内の青少年の代表団等にお会いになる。殿下は、日本赤十字社の名誉副総裁のほか、国連「水と衛生に関する諮問委員会」の名誉総裁に就任されている。この他、天皇皇后両陛下が外国訪問の際は陛下から委任を受け、国事行為を臨時に代行されている。

 昨年ブラジルを訪問された秋篠宮ご夫妻も、新年祝賀の行事に参列される他、国内各地で開かれる公的行事にご臨席になる。出席された主なものは海フェスタ、高等学校馬術競技大会、高等学校総合文化祭などだった。宮邸での公的ご活動では、国内外の要人、各分野の専門家、海外からの研修団などとお会いになっている。両殿下は、昨年のブラジルご訪問のように公的に外国を訪問されることもある。これまでにコスタリカ、ウガンダ、クロアチア、アルゼンチンなどを訪問されている。

 秋篠宮殿下は、ご公務以外に家禽類の研究をされている。テーマは鶏の家禽化過程の研究で、研究成果をまとめた論文で国立総合研究大学院大学から理学博士の学位を取得されている。妃殿下は手話を学ばれており、高校生の手話スピーチコンテストに臨席されたりしている。

 このように天皇ご一家は、今年もお忙しい1年を過ごされることになる。

2016年1月1日付

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