皮膚がん予防啓発月間 4人に1人は日焼け対策せず

ブラジリアで行われた皮膚がん検診(2015年11月)(Foto: Gabriel Jabur/ Agência Brasilia)
皮膚がん予防啓発月間 4人に1人は日焼け対策せず

 12月は、10月の乳がん、11月の前立腺がんに続いて、皮膚がん予防全国キャンペーン月間となっている。この運動は、皮膚がん予防の重要性を啓発することを目的として2014年にブラジル皮膚科学協会(SBD)により始められた。国立がん院のデータによれば、国内で記録された悪性腫瘍の30%は、皮膚がんによるものとなっている。肌を保護せず日光に過度に露出することが主要な原因の一つとされるが、ブラジル臨床腫瘍学協会(Sboc)の調査によると、ブラジル人の4人に1人は肌の予防の重要性を認識しながらも何の対策も取っていないという。特に18歳から29歳までの年齢層では、この割合は3人に1人となっている。オ・テンポ電子版が4日付で伝えた。
 16年における皮膚がんの新規症例数は17万6000件が記録されている。皮膚がんの症例のうち70%が悪性度の低い基底細胞がんで、5%が悪性度の高いメラノーマ(悪性黒色腫)となっている。同年にはこのがんにより1547人が死亡している。SBDでは、1999年から予防キャンペーンを実施しているという。
 Sbocの調査「がんに関するブラジル人の知識、習慣、ライフスタイルに関するパノラマ」によれば、アンケート回答者の89%がこのタイプの腫瘍について認識があり、83%はその原因が直射日光への肌の露出と関連がある事も認識している。
 その一方で、懸念されるデータとして、回答者の6%が予防する習慣に対して強い抵抗があることが挙げられている。ペルナンブコ州やエスピリト・サント州、サンタ・カタリーナ州、ロンドニア州では、この割合が10%に達しているという。
 ペルナンブコ州レシフェ市で生まれ育った化学技師の女性(55)のケースでは、日常でも海へ行く時でも日焼け止めを使う習慣がなかったが、肩にがんの一種である黒子が発症した。悪性度の高いタイプではなかったという。この女性は、「手術で黒子を取った後、長袖シャツと日焼け止めを使うようになった。今では、皆に予防を呼びかけ、自分の傷跡を見せている」と話している。
 ブラジル皮膚科学会(SBD)では、「肌をさらしても日焼けしない」とのメッセージで、日常的な予防の習慣の重要性を強調している。特に毎日屋外で直射日光にさらされながら働いている労働者達に、その意識を高めてもらう事を目標にしているという。
 ミナス・ジェライス州でこのキャンペーンを監督するミシェレ・ジニス皮膚科医は、「いつも日光に慢性的にさらされながら働いている人は、将来的に皮膚がんになる危険性がより高い。長年にわたって皮膚の損傷が蓄積されており、50歳に達した時に違いが現れるだろう」と説明している。

2017年12月6日付け

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