盛況の第32回モジ秋祭り 「希望」テーマに今週末も開催

盛況の第32回モジ秋祭り 「希望」テーマに今週末も開催
鏡割り後、乾杯を行う来賓ら

来年の移民110周年に向けて

盛況の第32回モジ秋祭り 「希望」テーマに今週末も開催
文化通りの一角

 サンパウロ(聖)州モジ・ダス・クルーゼス市のモジ・ダス・クルーゼス文化協会(津田フランキ理事長)主催の「第32回モジ秋祭り」が、1日から同市内ポルテイラ・プレッタ区の文協スポーツセンターで始まった。今年のテーマは「希望」。テーマには来年の日本人移民110周年と同市の日本人移民100周年に向けての思いが込められている。「来年への希望を持って、たくさんの来場者に楽しくやってもらいたい」という主催者側の願い通り、初日から多くの来場者が訪れた。同祭は翌2日にも行われ、今週末合わせて計4日間、開催される。

 開会式は会場内の特設ステージで正午から開始。はじめに、同文協の太鼓部の和太鼓演奏で幕が開けた。来賓には同文協の理事らをはじめ、在サンパウロ日本国総領事館の中前隆博総領事やブラジル日本文化福祉協会の清原健児スポーツ理事などの日系団体の代表、同市のマルコス・メロ市長や連邦議員など多くの関係者が出席。ステージ上には40人を超える来賓が登壇し、各表彰などもあり、式は2時間以上に及んだ。

 あいさつに立った津田理事長は来賓や聖州、同市の関係者、スポンサーらに感謝。「緻密な計画と仕事、そして日本文化を維持しようと頑張ってくれた皆さんのお陰で今日が迎えられました」と述べた。

 中前総領事は初期の日本人移民が残した日本文化を伝えることが最も重要だと話し、「その中でもこの祭りは新旧の日本文化を紹介し、各世代をつないでいる」と高く評価した。

 式中では同祭に長年貢献した文協役員らを表彰。表彰された同文協副理事長の秋吉功さん(73、福岡)は、同祭のコーディネーターを10年務めている。「私より長く務めてきた人もいるのに、もらってしまって恐縮。まだもらうのは早いという感じ。けれど、表彰されたからにはもう20年、30年と頑張っていきたい」と決意を述べた。

 農業が盛んな同市だけに、会場では農業機械や器具を数多く展示、販売。また日本食や日本製品の販売、ステージでの日本芸能の発表で来場者を楽しませた。日本食を堪能していた佐藤ジュリアさん(40、3世)は「母が健康体操を発表するので毎年来ている。日本食も食べられて、日本の製品も買える。知り合いにも会えるから楽しい」と話した。

 会場中央には「文化通り」を設置。茶道や華道などの伝統文化から、漫画の描き方など多彩な日本文化が体験できる通りになっている。同市内の各日本語学校が出したブースでは、折り紙や七夕の短冊書き、また自分の名前を漢字で書いてくれるコーナーも出展されていた。

 聖市から会社の同僚とやって来たレナト・ベビーラクアさんは折り紙に挑戦し、「以前、折り紙をやったことがあるので、簡単だった」とにっこり。続いて自分の名前を漢字を使って書道で書いてくれるコーナーを体験。「礼奈斗(レナト)」と書かれた文字を見て「読めないけど、とてもきれいで独創的。上手く言葉にできない気持ち」と感動した様子を見せた。

 コーナーを担当していたのはJICAボランティアでコクエーラ日本語学校に勤務する岸川朋代さん(32、和歌山)。「皆、漢字の意味を知りたがるが、説明するのがなかなか難しい」と苦労しつつも、来場者との交流を楽しみながら漢字を書いていた。この書道コーナーは10年以上続く同祭の名物だそうで、現在の場所に変わる前は行列ができるほどの盛況ぶりだったという。

 同5時半からは灯篭流しの慰霊祭が行われ、待ちきれないブラジル人来場者が駆けつけ、イベントが始まるのを心待ちにしていた。

2017年4月8日付

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