県系移民資料の提供呼びかけ 沖縄県立図書館移民資料コーナー開設

県系移民資料の提供呼びかけ 沖縄県立図書館移民資料コーナー開設
町田教授、原さん、野波さん、島袋栄喜会長

 沖縄県立図書館が今年12月中旬を目途に開館する新県立図書館へと移転する。新図書館は「国際色豊かな図書館サービス」と題し、沖縄の地理的・歴史的優位性を活かしたグローバル社会に相応しい図書館を基本計画として掲げ、一部に移民資料コーナーが新設される。

 今回来伯した同図書館の原裕昭さん、野波茉由子さんは、同コーナーで歴史の保存・記録を目的とした沖縄関係の移民資料収集を行っている。

 同図書館が行っている「沖縄県系移民1世ルーツ調査」は、昨年「地域創生レファレンス大賞」の最高賞「文部科学大臣賞」を受賞している。

 同企画は、2016年の「第6回世界のウチナーンチュ大会」をきっかけに企画され、沖縄系移民1世の生年月日から渡航履歴、同じ地域の移民、先祖の居住地の推定まで調べられ、親戚の情報提供も行う。実際に、ブラジルから同県系3世が同図書館HPから、メールでルーツ調査を依頼し、同図書館が親戚を探し出し、対面が実現している。

 琉球大学の町田宗博教授は「集めた移民資料を一般の人に還元できる非常に珍しいサービス」と同企画を見つめる。

 原さんは「現在は海外からの問い合わせに応じて調査をしているが、今後は日本から海外に移住した人の調査も務めていきたい。そのために資料を探し、収集している。沖縄系情報網の拡大にもつなげたい」と展望を語り、資料提供を呼びかけている。

 収集している沖縄系移民関係の資料は、記念誌や年鑑、市町村会の記録、個人が書き残したエッセイや伝記、自分史まで幅広い書物(書類も可)。

 一行は13日までサンパウロに滞在予定で、沖縄県人会への資料持ち込みが望ましい。

 資料・情報がある人、問い合わせは沖縄県人会(電話11・3106・8823)まで。

2018年3月9日付

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