県連日本祭り 過去最高の入場者数 3日間で約21万5千人が来場

県連日本祭り 過去最高の入場者数 3日間で約21万5千人が来場
初日から盛況だった郷土食広場

各ブースで多様な「日本」を発信

 ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、山田康夫会長)主催の「第21回日本祭り(市川利雄実行委員長)」が20日から22日にかけてサンパウロ(聖)市にある「サンパウロ・エキスポ・センター」で開催された。「移民110周年」をテーマに、各都道府県の郷土料理が楽しめる「郷土食広場」や、ジェトロの物産見本市、農林水産省、筑波大学、日系進出企業などが「日本」を発信する様々なブースが出店し、3日間の来場者数は過去最高の約21万5000人(主催者発表)を記録した。目玉となった「ギネス審査会」の審査は難航しており、県連の話では今週末か来週はじめに結果が分かるという。

 日本祭りのジェトロ・ブースでは、各県の物産品26品を用い、アルコールの有無と辛いものを好むかを確認した上で、ランダムに試食・試飲品を提供していた。ジェトロ・サンパウロの山本裕也さんは「思ったより来てもらえている。最初は呼び込みに苦労したが、2、3組入ってから盛り上がってきた」と初日から良かった客足は、2日目、3日目も続き、800枚を目標にしていたアンケートは972枚集まった。山本さんは「これからアンケート内容を確認し、結果を考慮してバイヤーなどに売り込んでいきたい」と話した。

 農林水産省のブースでは、「お弁当」をテーマに、同親善大使の小池信也氏、小川洋利氏、冨澤浩一氏、柳原尚之氏に加えて、利き酒師の飯田アレシャンドレ氏らが講演を行い、五味・五色・五法を活かした日本の弁当文化が紹介された。在リオ日本国総領事館勤務経験がある農林水産省食料産業局食文化・市場開拓課の嶋根一弘課長補佐は「弁当で心が温まり、楽しむという文化を伝えるため、移民110周年記念も兼ねて有名な専門家を呼んだ」とし、「日系食文化ではなく、移民の人にも本来の日本食文化を改めて知ってもらいたい」と語った。同ブースでは、昨年同様1700枚のアンケート回収を目的とした。24日にはリオデジャネイロ州立大学でも講義を行った。

 2度目のブース出店となったカワサキ・モトレス・ド・ブラジルは、移民110周年、ブラジル進出10周年を迎える記念の年に、日本・欧州で入荷待ちで手に入らない超人気モデルのクラシック・バイクを踏襲した新作Z900RSを発売した。安武敬二社長は「このブースで普段なかなか触れることのできないレジャーバイクに触れてもらいたい。目的は販売ではなく、日系企業がブラジルでやっていることを見てもらいたい」と語り、子連れの家族などが同ブースで立ち止まり、実際にバイクに触れて楽しむ姿があった。

 筑波大学国際室主催のブース「Study in Japan」では、2015年から始まった文部科学省の留学コーディネーター事業により日本政府は留学生数を2倍まで引き上げる目標を掲げており、南米統括を同大が担当している。同大のキャロライン・ベントン副学長は「各大学で何を学べるか、日本で留学生の生活はどんなものかなど必要な情報を提供している」と話し、同大含む5大学がブースで希望者に説明し、他にも17大学が書類参加した。日本学生支援機構(JASSO)の奨学金申請手続き説明希望者は途切れることなく、日本留学の際に必要になる多額の費用がネックになっていることが見て取れた。

◆郷土食広場

 京都府人会を除く46都道府県人会による各県の郷土料理に加えて、こどものその、憩の園、希望の家、やすらぎホーム、援協ピッパ、カルモ桜の会、Instituto Gabi、移民110周年委員会らが料理を販売し、来場者の舌を唸らせた。

 福島県人会のブースでは、青年部・婦人部に加えて、五十嵐製麺社の五十嵐隆社長、営業の武藤啓一さんも厨房で活躍し、お客さん1人1人の感想を聞きながら、適時修正に務めるなど、本物の喜多方ラーメン提供に精を出していた。

 高知県人会のブースでは、名産のかつおのたたきを筆頭に、初日から列を作った。

 各県人会のブースでは、厨房に婦人部、青年部らを筆頭に、会員らがボランティアで参加。中には遠方から参加したボランティアも複数見受けられ、サンパウロの枠を超えて、全伯から集まる日本祭りとして、来場者をもてなした。

眞子さま、ギネス会場をご視察 審査は難航、結果は今週末か

眞子さま、ギネス会場をご視察 審査は難航、結果は今週末か
ギネス会場を訪問された眞子さまと市川実行委員長

 日本祭り会場内2階、ギネス審査会場(211号室)では、出品した47都道府県人会と6日系諸団体ら計53団体が、料理約510品をそれぞれ順番に8段×19メートルの棚に並べた。料理の審査は、料亭「藍染」の白石テルマ氏、「JUNJI SAKAMOTO」のジュン・サカモト氏、「木下」のカネコ氏、「寿し清」のカルロス・アベ氏、日本食普及親善大使の小池信也氏の5人が担当し、審査を行った。しかし、審査は思いのほか難航しており、県連の山田康夫会長及び市川利雄実行委員長の話では、審査結果の発表は今週いっぱいか来週はじめまでかかる見込みだという。

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 眞子さまは、21日午後1時まで行われていた「ブラジル日本移民110周年記念式典(菊地義治実行委員長)」にご臨席の後、同祭会場を2階から観覧され、同1時47分にギネス審査会場へ入室された。眞子さまは入口から左回りに会場を視察され、市川実行委員長の案内で並べられた料理をご覧になった。

 同室には、ギネス審査会に向けて奔走してきた各都道府県人会の会長が並び、眞子さまご視察の様子を見届けた。

2018年7月27日付

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