社会保障不正受給の疑い 家族グループ、公務員など拘束=ピアウイー州

 連邦警察は8日、ピアウイー州とマラニャン州、セアラー州で、国立社会保険院(INSS)の給付金不正受給の疑いに関する強制捜査を実行した。この不正に関与した疑いで、ピアウイー州ピリピリ市の市議を含む一つの家族の15人が拘束されたほか、企業家1人とピリピリ市役所の職員1人、同州パルナイバ市のINSS女性職員が拘束された。G1サイトが8日付で伝えた。

 連邦警察により、少なくとも320件の不正な給付用口座が確認されており、捜査対象のグループによる損害額は月あたり36万5000レアル、現在までに合計で2700万レアルに上るとみられている。

 この捜査を監督するルシマル・ソブラル・ネト署長は、この320という口座カードの数は過小評価されているとし、INSSの損害を防ぐため、押収された書類の分析によって新たな支給を特定し、裁判所に支給の停止を要求する方針を示している。

 同署長は、捜査対象の家族グループは、家長、5人の息子とその配偶者、おいと親族で構成されているとし、「特定のリーダーはいない。各自が不正に取得したカードを所有しており、中には15枚、20枚、30枚持っていた者もいた」と述べている。

 組織犯罪対策部局のマルセロ・アレシャンドリーノ地域署長によれば、この不正受給は連邦裁判所により停止され、拘束された容疑者の銀行口座は、その損害額の一部を回収するために封鎖されている。8日の作戦では、少なくとも6台の乗用車が押収された。

 同署長によると、容疑者達は社会保障詐欺および共謀の罪で起訴される見通しとなっている。

 連邦警察によれば、捜査対象の犯罪の仕組みで、容疑グループは実在しない人物へ向けられた給付金を受給することを可能としていた。そのために、身分証明書機関で働くピリピリ市役所職員を通じて架空の身分証明書と出生証明書が作られ、これらの虚偽の書類により、捜査対象のグループは高齢者向けなどの支援金を受給していたとされる。支給の承認には拘束されたパルナイバ市のINSS職員が関与していた疑いがもたれている。

 給付金は10カ所の異なるINSS事務所から支給されていた。現在までに特定された320の不正な給付口座の中には、10年間にわたって支給されていたものもあるという。

 この捜査は、昨年10月、ピリピリ市内の銀行支店で偽造書類を使用して給付金が引き出されている疑いに関する訴えを受けた後、同市の文民警察により開始された。複数の給付金カードと携帯電話1台を所持していた1人の女性が現行犯で逮捕されている。

 ルシマル署長によれば、このグループは押収された携帯電話の鑑識により他の不正が発覚する事を恐れ、拘束された企業家が文民警察内のコンタクトを通じ、押収された携帯電話を別のものと交換し、カードを回収した疑いがあるという。同市文民警察の職員の特定が進められており、後に逮捕される可能性もあるとしている。

2018年5月16日付

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