福島100年 アチバイア支部からも出席 22年ぶり再会の伊下さんと平田さん 

福島100年 アチバイア支部からも出席 22年ぶり再会の伊下さんと平田さん
式典会場で22年ぶりに再会した伊下さん(左)と平田さん

 22日に開催されたブラジル福島県人会(永山八郎会長)創立100周年記念式典には、サンパウロ(聖)市のみならず地方からも会員が駆けつけた。

 アチバイア福島県人会(黒沢ツヨシ会長)からは、会員14人が出席。同会員の乾(いぬい)敏雄さん(73、2世)らによると、同会には約60家族が所属し、主に花卉関連の農業生産者のほか、レストランを経営している会員もいるという。聖市へは「喜多方ラーメン祭り」などの本部行事開催時に来ることもあるとし、100年の節目を迎えた今回の式典については「やっぱり、嬉しいですよね」と県人会員同士で集まれたことに喜びを表していた。

 福島県人会本部の副会長で、県南の東白川郡棚倉町出身の伊下碩哉(いのした・ひろや)さん(76)は、今年5月に同町に住む長兄を亡くした。同町は、被災した福島第一原発からは約80キロ離れているため、原発事故による放射線被害はほとんどなかったというが、風評被害で長兄が生産していた米が輸出できないなどの影響を受けていたという。

 10人兄姉の三男として、コチア青年制度で18歳の時に渡伯した伊下さんは当時、モジ・ダス・クルーゼス管内のピンドラーマに住んでいたパトロンの斉藤伝八さん(1995年に88歳で死去)の所で4年間の義務農年を果たした後、バタタ栽培を目的に斉藤さんと一緒にその後の1年間を聖州イタペーバで過ごした経験を持つ。

 今回の式典会場で伊下さんは、斉藤さんの娘である平田斉藤幸江さん(68、2世)と22年ぶりに再会した。「この人(伊下さん)は兄貴のような存在で、父もすごくお世話になったんですよ」と話す幸江さんに、伊下さんも笑顔で応えながら当時を懐かしんだ。

2017年10月24日付

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