移民107年、外交120年を記念 移民の日に下院外交国防委で特別公聴会

下院外交国防委で特別公聴会
公聴会であいさつする梅田大使(左から2人目)

 連邦下院外交国防委員会による「日本移民107周年」「日伯外交樹立120周年」を記念した公聴会が、「日本移民の日」の6月18日、同議会内で開かれた。伯日議連会長の西森ルイス下議が議長を務め、議員29人はじめ梅田邦男駐伯日本国大使、20人以上の日系団体関係者など70人が参加した。

 公聴会は午前10時20分に開会。ウィルソン・ネリオ・ブルーメル在ベロ・オリゾンテ名誉総領事、オデシル・コスタ・オリベイラ在サルバドール名誉領事の講演、梅田大使のあいさつに続き、出席議員が発言した。

 CVRD(現Vale)、ツバロン製鉄、ウジミナスの社長、経営審議会長ほか多くの企業の役職を歴任したブルーメル氏は、ウジミナス製鉄、セラード開発やセニブラなど1950年代から続いた日伯共同プロジェクトを振り返り、日本を重要なパートナーと位置づけ。2000年代に入って再び活性化してきた両国経済関係の緊密化、政府の中小企業支援等に期待を表した。

 地元ミナス州についても、進出日本企業の存在や、ジャイバ灌漑プロジェクトなど農業面での貢献も紹介。日本企業が地域経済発展に果たした役割を称えた。

 70年代に日本政府の奨学金で日本に留学した経験を持つオリベイラ氏は、州内10日系団体の活動を紹介。23年続くサルバドール日本祭りが市の公式行事になっていることなどにも触れ、日本文化普及に意欲を示した。

 続いてあいさつした梅田大使は、1895年の日伯修好通商航海条約締結、第1回笠戸丸移民の着伯、戦後の日伯共同プロジェクトなど両国関係の歴史を振り返り、今後も人材育成はじめ、農業・都市インフラ、治安、環境面での協力、日系社会との連携強化等を進めていく考えを表明。両国は基本的価値を共有している重要なパートナーとし、安倍首相が昨年の来伯時に宣言した「3つのジュントス」を模索していきたいと述べた。

 その後は飯星ワルテル下議など23人の議員が日本・日系社会との関わりや、両国関係について発言。終了予定の正午を30分以上超過する活発な公聴会となった。終了後は大使主催のレセプションに移り、20人の連邦議員を含む70人が参加した。

2015年7月8日付

コメント0

コメントを書く

Login

Welcome! Login in to your account

Remember me Lost your password?

Lost Password