第1回青年部交流会 6県人会から60人が集まり 互いの活動について意見交換

第1回青年部交流会 6県人会から60人が集まり 互いの活動について意見交換
一堂に会した各県人会青年部員たち

 第1回青年部交流会が10月29日、サンパウロ市ジャバクアラ区の鹿児島県人会館で開かれ、香川、奈良、高知、山形、鹿児島、熊本の6県人会の青年部から約60人が集まった。発起人は香川県人会青年部と奈良県人会青年部。他の県人会青年部との交流を深め、互いに助け合っていくための交流だという。それぞれの県人会青年部が、成り立ちも歴史も違う中、互いの活動についての意見交換も行われた。高齢化が進む日系社会・各県人会の将来を担う若手会員たちは、初めての会合で各々の想いを語り、充実した一時を過ごした。

 当日、会場となった鹿児島県人会館では、集まった各県人会青年部のメンバーたちが、ゲーム形式での自己紹介や、シュラスコなどで親睦を図り、それぞれが意見交換を行う姿や、カラオケ、カードゲームなどで盛り上がる姿も見られた。

 発起人の一人、香川県人会青年部部長の渡辺マルセロ貴彦さん(23、3世)は技術研修生として訪日した後、現在約30人の青年部を立ち上げた。渡辺さんは「前から企画していた交流会を漸(ようや)く実現できた。今後も(最低でも)年に1回は開催したい」と、鹿児島県人会による会館(場所)提供の配慮から実現した交流会への満足感を語る。

 同じく発起人の奈良県人会青年部はマチーアスさん(27、ドイツ系3世)が部長を務め、現在部員は約15人。奈良県からの移民が最も少ない実情もあり、非日系人が大半で構成される珍しい青年部となる。マチーアスさんは「(7年前、)日本語学校に通っていた時に、友人に誘われて奈良県人会に行き、6年前から新しい青年部を立ち上げた」と語り、3世以降になると他の県人会を選ぶ若手が多い現状も鑑(かんが)みて、自身を含めたドイツ系、アラビア系、韓国系、中国系など日系人に限らない青年部をまとめている。

 高知県人会青年部部長の川上カミラさん(3世、25)は「初めて会う人もかなりいる。互いに交流を深めたい」と交流会の重要性を強調した。

 熊本県人会青年部や、鹿児島県人会青年部からの参加者は香川青年部の渡辺部長と、各々の県人会の現状を話し合っていた。渡辺さんが「県人会や青年部の存在をもっと伝えたい。県の文化などを互いに教え合い、日本語を練習する機会にもなる」と語りかけると、彼らも同様の答えを渡辺さんに話し、互いに通じ合う瞬間が垣間見えた。各県人会が青年部を持ち、今回と同様の交流を重ね、互いに助け合うことができれば、日系社会の将来にも明るい展望を持てるはずだ。

2017年11月14日付

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